車両販売したプリウス30系 前期型(後期型も同じ)にお客様からの依頼で、納車前に前後スピーカーを社外品に交換。
今回は「フロントドアスピーカー(ウーハー)」と「ダッシュボードのツィーター」のフロントスピーカーの一式交換です。
お客様からは、リアドアのスピーカーも含め1台分をメーカーなどの希望がなく予算内でのお任せということで、すべておっさんがチョイスしました(^0^)
ただ、予算的になかなか厳しかったので、リアドア同様に価格の安いドアスピーカーだけの「コアキシャルスピーカー」も考えました。
でも、プリウスは純正でセパレートなので、やっぱり少し高くなっても同じようにセパレートタイプにすることにしました。
ちなみに、リアスピーカーは ↓↓↓
車種は、プリウス(DAA-ZVW30) グレード S 2009(H21)年式
選んだのは「ケンウッド KFC-SS1700」
購入したのは、ケンウッドのセパレートタイプの上位モデル「KFC-SS1700」
何故、このスピーカーを選んだというと、はい、安かったからです(^^;)
定価はけっこうイイ値段しますが、旧型(販売終了品)ということもあって販売(実売)価格は在庫品って感じでかなり安くなってました。
正直、お客様に音質の好みやメーカーにこだわりが無かったので、このスピーカーでかなり満足出来る(良すぎる)レベルやと思います。
ちなみに現在(2019年7月)、同グレード(現行型)は、「KFC-US1703」ですが、価格も高くなっていて性能もちょっと良くなっています。
まぁでも、今の価格帯であれば、他のメーカーのモノとか予算的にいろいろ選べたりするので、とくにコレがおすすめって感じではなくなっていますね(^^;)
ケンウッドの現行モデルで選ぶなら!(2024年2月時点)
17cmセパレートカスタムフィット・スピーカー KFC-RS175S
KFC-SS1700(現XSシリーズ?)よりも下のグレードシリーズ(スタンダードモデル?)ですが、お手頃と言えばコレぐらいの価格帯がおすすめかなぁって感じですね。
正直、車のスピーカーってかなり音にこだわりが無ければ、上グレードの高いモノを買っても価格差ほど性能(音の良さ)の差を感じられ無いかなぁって思います。
どっちかっていうと、ブラケットやデッドニングにお金をかけたほうが、分かりやすく音の良さ(質?)の違いを実感出来ていいと思います。
取付けブラケットがあれば加工無しで簡単取付け!
プリウス(トヨタ車全般)の場合、社外品スピーカー単体を純正スピーカー(ドア・ダッシュボードとも)とポン付け交換は出来ないです。
なので、加工無しで簡単に取り付けを考えるのであれば、別売りのトヨタ車用のブラケットを購入しないといけないことがほとんどです。
それで今回選んだのがブラケットがケンウッド(同メーカー)の「SKX-300S」。
高性能インナーブラケットとツィーターのブラケットのセットになっています。
ブラケットの中では価格がそこそこ高いですが、ツィーターのブラケットなどを別々に揃えていくことを考えると、そんなに高くはないかなぁって感じです。
なので、スピーカーとブラケットの組合せの「性能」「取付の簡単さ」「価格」をトータル的に考えてこの組み合わせにしました。
現行モデルはコレ!(2024年2月時点)
トヨタ・日産・スバル・ダイハツ車用 スピーカーインナーブラケット SKX-302S
SKX-300Sの後継モデルですが、対応メーカー(車種)と対応スピーカー(現行モデルを含むほとんどのセパレートモデル)が増えたブラケットです。
セパレートタイプの交換でそのままツィーターを純正位置に簡単に取付けられるのでイイんですが、価格がけっこう高くなっているのでどうなんやろ?ってところですね。
ツィーターとウーファーの取付け準備
まずは、ブラケットとスピーカーを車体に取付られるようにしときます。下準備ですね。
この作業は、車の中で取付けと一緒にするよりも、家の中などで丁寧にゆっくりやったほうがイイですね。
けっこう車の中とかで取説をテキトーに見ながらやっちゃうと、間違った取付をして2度手間になってしまうことがよくあります(^^;)
それでは、「SKX-300S」付属のツィーターのブラケットをプリウス用(トヨタ車用)に不要な部分をカットしていきます。
ここで、間違った部分をカットしまうと取り付けられなくなるので、ちゃんと取説を見ながら丁寧に作業ですね。
そして、ツィーターを分解してブラケットにはめ込みます。
この時、1つは簡単にブラケットにはめ込めましたが、もう1つがちゃんと固定するのに無理やりはめこむような感じになりました。
ブラケットのツメはあまり固くないので、ツィーターをはめ込む時に固いようであればツメが割れないよう注意が必要やと思います。
けっこう、こういうのって個体差があるのかな?
ツィーターは車両のスピーカーコードを使わずに付属のネットワーク付きコードをセンターユニット(オーディオやナビ)のスピーカー出力線に割り込ませます。
コードの接続部分は、ダッシュボードの中から引き込みますので外れたりしてショートしないように念のためテープを巻いています。
そして、ウーファーに付属の防振用のパッキンを貼り付けます。よくパッキンを貼るのを忘れる人が多いのでお忘れなく!
これで、取付け前のツィーターとウーファーの準備は完了です。
フロントドアのウーファー交換
まずは、フロントドアの内貼りを外していきます。最近のトヨタ車の内貼りは簡単に外せますので説明は省略です。
スピーカーの取付説明書にもプリウス30系の内貼りの外し方が載っています。
ちょこっとポイントとしては、ドアに限らず車の内貼りを外すと内貼りに付いているクリップが車両側に残ることがあるので、確認を忘れずに!
これ、忘れる人ってけっこう多くて何回も同じ内貼りを外していると、いつのまにかクリップがなくなっていて内貼りがパカパカになっちゃうんですよね。
そして、純正スピーカーはリベット止めになっているので、ドリルでリベットに穴をあけ潰して取り外していきます。
リベットを取り外すコツとしては、途中まで穴をあけるとリベットも一緒に回ってしまうので途中からニッパーなどで挟みながらグリグリして外します。
次に純正スピーカーを外したら、インナーブラケット取り付けます。
さすがに別売りで「高音質ハイブリッドブラケット」というだけあってゴツイです。
リアドアに付けいているスピーカー付属のしょぼいブラケットとは大違いです…
まぁ、リアのスピーカー本体の価格よりブラケットの方が高いので当たり前ですけど(^^;)
そして、スピーカーに付属のトヨタ用の変換コードを取付け、間に挟むラバーのブラケットとウーファーを取り付けます。
ウーファー本体の取付けが出来たら防振・防滴のために付属のパッキンを貼り付けます。
最後にカタカタ音の防止にコードのカプラー部分にクッションテープを巻いて別の配線やボディなどに固定しておきます。
この辺りの配線の処理は説明書には何となく書いていますが、車種や個人のやり方はいろいろってところです。
ただ、他のメーカーでは固定テープ(クッションテープ)は付属している場合が多いですが、このスピーカーには付属していないので自分で用意しないといけないです。
上グレードの価格が高いスピーカーセットなので、テープぐらいは付属しておいて欲しいところですね…
これで後は、ドアの内貼りを元通りにしてフロントドアのウーファー取付は完了です。
プリウスのドアスピーカーの交換は、ドリルさえあれば簡単やと思います。ちょっと手間なのはこの後のツィーター交換ですね。
つづく ↓↓↓