新車でも中古車でもお店で買う時は、車両本体代以外に必ず「諸費用」がかかります。
ただ、中古車の場合って販売店によってこの諸費用の取り方(項目や代行費用)が、けっこうバラバラで諸費用が高い店・普通(安い)の店があります。
っていうのも、業界では「これが普通の(適正な)項目」っていう一般的な諸費用の内容(ルール)はあるんですが、基本的には各販売店が独自に設定しています。
なので、店によって項目や代行費用の金額が違うので、
「どれが本当に必要なモノで、代行費にしても高いか普通なのか分からない…」
ってなるお客様も多いと思います。
そこで適正な諸費用の項目とは何か、代行費の相場などについてお話していきます。
諸費用のルール(定義)ってあるの?
一応、諸費用の内容に関する業界のルール(自動車公正取引業議会が推奨している事)っていうのがあって「適正な費用」「不適正な費用」があります。
自動車業界(大きな自動車販売組合など)が作ったルールで公正取引委員会の認定を受けて「自動車公正競争規約」となっているルールです。(ちょっと違うかもしれないけど…)
ただ、全ての中古車販売に強制力のあるモノではなく、このルールを守らないと「犯罪になる」「罰則がある」「商売が出来くなる」っていう事はないです。
(※ 詐欺的で犯罪っぽい内容であれば、話は変わってきますけど)
あくまでも、自動車公正取引業議会(略して「公取協会」)が推奨しているルールで、
「そんな項目の費用を支払う必要はない!拒否出来ないような店であれば買うの止めなはれ。公取協会員になっている安心な店で買いなはれ」
っていうのが現状で、ユーザーが安心して中古車を買えるような適正な表示(販売方法)を目指しているって感じです。
「強制力のない公取協会が推奨しているルール」になっていて、実際には販売店の自由って状態になっています。
店側からすれば安くても高くても、見積もりしてお客様がその内容に納得して買っているんだからOKでしょ(ま~曖昧な説明はしてるけど…)って感じです。
なので、ルールを守らないとカー雑誌などに(契約違反で)掲載出来なくなるって事もあります。
業界が定める「適正な費用(項目)」とは
まずは、自動車業界(公取協)が定める「適正な諸費用の内容」っていうのが、
税金や保険料など(法定費用)
- 自動車税 (翌年3月までの残りの月分・月割り)
- 自動車重量税 (車検受け渡しの場合のみ・車検残があれば不要)
- 自動車環境割 (年式が新しく登録時にかかる場合)
- 自賠責保険料 (車検が残っている場合は残り分を月割り計算)
- リサイクル料金
- 預り法定費用 (プレート代や印紙など ※ 登録代行費に含まれる場合もある)
登録に必要な手続きの代行費用
- 登録代行費用 (名義変更など)
- 検査・登録代行費用 (車検受け渡しの場合)
- 車庫証明申請代行費用 (※ 本人が手続きすれば不要)
- 納車費用 (※ 店に取りに行けば不要)
- その他、登録に必要になる費用 (他府県登録・希望No取得・下取り手続き など)
って「税金や保険料など」と「登録に伴う費用」に2つです。
上記の項目については「車を買うなら最低限かかる必要」ってモノで、社会的にも認められている費用ってところです。
整備費用って諸費用なの?
そして、上記の項目の他に1つ「一般的によくある費用」で、
- 納車前点検・整備費用 (車検残のある車 法定点検と消耗品などの交換)
- 車検整備費用 (車検受け渡しの場合 法定点検と消耗品などの交換)
がありますが、ここは個々の車屋の販売方法(商売の考え方)で変わってきって、車両本体価格に点検整備費用を含める・含まないは販売店で分かれてます。
カー雑誌などの価格表示でも「車両本体価格に整備付き・整備無し(別途費用)」って項目があったりして現状では、どちらでもいいってなっています。
公取協では「中古車は商品なので整備費用などは車両本体価格に含めるべきモノで諸費用に入れるのは不適切な項目」になっています。
ただ、中古車屋からすれば、「車両本体価格は今あるその状態の価格、点検や整備は別」っていう、昔からの考え方があります。
なので、諸費用に中に入れるのは少し違うのかもしれませんが、整備費用などが別に必要なのかってところは、その店次第やとおっさんは思います。
代行費用の相場
代行費に料金に関しても基本的にはその店が独自で設定して、「店の規模(大きさ)」「商売の考え方」「地域」によって変ってきます。
でも、「だいたいこれぐらいまでやったら普通の(高くない)料金かなぁ(税込みで)」っていう相場みたいなのがあって、
- 登録代行費用(名義変更など) ~35,000円(プレート変更有りで)
- 検査・登録代行費用(車検受け渡しの場合) ~44,000円
- 車庫証明申請代行費用 ~22,000円
- 納車費用 ~11,000円(遠方の場合は別途実費)
- 希望No取得代行費用 ~7,700円
- 他府県登録費用(遠方などの場合) 余計にかかる交通費や手間の分の実費
って感じじゃないでしょうか。あと細かいところで言えば、登録代行費の中にプレート代や印紙代(証紙)を含めているのかっていう違いもあります。
基本的には、代行費(店の手数料)と預り金(プレート代や印紙)は別の項目にするのが正解やと思いますが、その辺りも店によってバラバラですね。
ま~、どっちにしてもこれぐらいの費用をもらえば、実際にかかる人件費や交通費で考えても十分ですし、登録を外注に依頼してもマイナスにはならないです。
正直、この料金以上に高い設定をしている店って、特別理由が無い限り「代行費で実費以上の利益を確保するための料金設定にしているだけ」って感じです。
その他の項目(○○費用)って必要?
店によっては、その他にいろいろ項目があったりします。例えば、
- 納車前準備費用 (よく分からないけど、掃除したり準備する費用?)
- クリーニング代 (商品車をさらにキレイにする費用?)
- ナンバー変更代行費用 (登録代行費用に含まれいないの?)
- 車両運搬費用 (注文販売とかで他店より搬送してもらう場合はいるけど…)
- (普通の)保証サービス料 (長期の保証に出来るってモノやったら分かるけど…)
などで、一般的にはオプション扱い(任意)になるモノ、車両本体価格や登録代行費などに含まれているモノを個別に諸費用の1つとしているって感じです。
こういった費用(項目)を必要な諸費用として拒否出来ないって店もあったりして、かなり業界(公取協)では問題視されてきています。
もちろん、真っ当な諸費用の取り方をしている(適正な項目だけの)店からしても「諸費用の闇(グレーゾーンのやり方)」ってなっています。
なので、このような費用については「車両本体価格で利益が出ないから曖昧な項目をいろいろ付けて諸費用でその分を取っている」って感じですね。
よく分からない諸費用の項目(闇の部分)についてはこちら ↓↓↓

まとめ
お客様がよく分かっていない諸費用の内容(項目や費用)を高くして利益を上げている店って、他のサービスでも何かと費用が高かったり何かと曖昧な事が多いです。
なので、そういう店で購入してしまうと「結局あの店って総額で高かったよな、失敗した…」とか、後々トラブルになったりする事もあります。
やっぱり諸費用って基本的には店の利益ではなく実際にかかかる費用ってモノなので、一般的(適正)な項目や費用にしている店の方が安心やと思います。
なので、中古車を購入しようって時は諸費用の項目や費用の相場などについても理解しておいたほうが失敗しない車(店)選びが出来ると思います。