社外品キーレスエントリーの取付!軽の集中ドアロック付き車に後付け

社外品キーレスエントリーの取付! 取付・加工・作業いろいろ

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最近の乗用車の鍵って、ほとんどキーフリー(キーレス)になっていますよね。

でも、仕事で使う軽箱バンや軽トラックのスタンダードモデル(価格の安いグレード)は、キーレス(リモコンキー)でもなく普通の鍵って場合も多いです。

今回、仕事用で新車のエブリィV(DA17V)のPA(ベースグレード 集中ドアロック付き)を購入してもらったお客様から

「キーレス無かったよなぁ、何でもええからキーレス付けといて、納車までに!」

って軽く「サービスでヨロシク」って感じの依頼があったので、とりあえず社外品の安いキーレスエントリーキットの取付作業一式です(^^;)

2018年2月の取付け作業の記事です。
車種は、エブリィV(HBD-DA17V)グレード: PA 2018(H30)年式
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部品はネットショップで調達!

おっさんが後付けの社外品キーレスでいつも使うのは、セキュリティーのVIPERのキーレスキット「VIPER211HV」が多い(ほとんど)ですね。

理由としては、やっぱりセキュリティーで取付が慣れている(配線色や設定が一緒)っていうのと、拡張性に優れていて設定が細かく出来るってところです。

ただ、今回は「とりあえずキーレス付けといて」って感じで、しかもサービス作業(完全無料)なので、部品は安いモノで(^^;)

正直、シンプル(最低限)な機能で価格だけで選ぶと、やっぱり部品屋で注文するよりネットで普通に買うのが一番安いです。

あまり安いキーレスのキットをネットで買ったことがないですが、壊れることが少ない部類の用品やと思うので安くても大丈夫かなぁって感じです。

それで選んだのがこのキット↓↓↓

ネットで買った安いキーレスエントリーのキット

「楽天市場」「ヤフーショッピング」などで安いモノで検索するとよく出てくるタイプのやつですね。

いろいろなショップでよく似た商品が発売されていますが、たぶん中身(機能・性能など)は同じような内容やと思います。

リモコン・本単の形やパッケージ(箱)・付属品(ドアロックモーターやサイレンなど)の違いだけかなぁって感じです。

同じようなモノで価格の差の違いといえば「日本語の取説がどこまで分かりやすく書いているか」ぐらいやと思います。

ほとんどの商品が外国製(中国製)で取説は英語の簡単(最低限)なモノです。

なので、この手の商品は販売する店がどこまで分かりやすい日本語の取説(車種別取付方法など)を付属しているかで販売価格が変わると思います。

ただ、おっさんは配線の内容(意味)さえ分かれば十分なので

選んだポイント
  • リモコンの形(無駄なボタンが無い、普通っぽいモノ)
  • アンサーバック機能の有無(ウインカー線が2本あるかどうか)
  • 単純に価格が安いモノ

って感じで選びました。日本語取説の有無とか箱の感じ、ショップや商品の信頼性とかは選ぶのに全く考えかなったです(^^;)

ちなみにネットで安いモノを買うなら、こんな感じの商品がおすすめかなぁってところです。

キーレスエントリー の価格を調べる!

軽自動車の集中ドアロック付き車のほとんどは取付方法が「タイプC」になるので「ドアロックモーター(アクチュエーター)」は必要ないです。
逆に集中ドアロックが無い軽トラックや取付方法が「タイプD」の一部の車種(グレード)には別途、ドアロックモーターが必要になります。

取付作業の準備

まずは、車両に取り付ける前に配線の処理(まとめる)作業をします。

やっぱり、車の中で取付作業と一緒にするより、先に机の上でしたほうが配線の間違いも無くなるし、丁寧に見た目もキレイに出来ますね。

社外品キーレスエントリーの配線をまとめる

取説を見ながら使う(必要な)配線と使わない配線を分けていきます。

線が少ないので間違いにくいですが、配線の色が商品によってバラバラ(とくにメーカーや国によって統一されていない)なので配線の色だけは、ちょっと注意です。

それと、取説には白線(ACCに接続)は「使わない」ってだけ書いてあったので素直に使わないようにしますが、いったい何の役割があるのか気になりますね(^^;)

他のちょっと価格の高い商品の分かりやすい取説では、説明が書いてあるんかな?

たぶん、ネットでちょこっと調べたら分かるんかもしれないけど今後、必要になることもないやろうし、どうでもええかぁ。

社外品キーレスエントリーの配線処理

そして、使わない線を邪魔にならないぐらいまでカットして、ドアロック信号線(+)を常時電源の線に繋げてたりして、分かりやすくキレイにまとめていきます。

これで、キーレス側の配線の準備は完了です。

車両への取付作業

キーレスエントリー取付 パネルを外す箇所

とりあえず、作業する箇所のパネル類を外していきます。

今回、作業(キーレス本体の取付けと配線の接続)する場所は

作業する場所
  • 運転席のキック(サイド)パネル(本体取付けとドアロックの配線)
  • ハンドルコラム回り(電源取り出し)
  • 助手席グローブボックス裏(ウインカーの配線)

ですね。

キーレスエントリー本体の取付

まずは運転席側のパネル類を外して、キーレスの本体の取付場所を考えます。

車種によって隙間(取り付けれる空間)はバラバラですし、キーレスの本体の大きさ・配線の接続先の位置によって取付場所もバラバラです。

でも、とくにセキュリティーみたいに本体の取付場所を気にすることもないので、普通に取り付けれれば、自分の作業のやりやすい場所でいいと思います。

キーレスエントリーの 取付場所

おっさんは、配線を延長するのが面倒くさいという理由だけで、接続が多いドアロック配線の近くに取り付けるって感じです(^^;)

それと、不具合が起きた時に簡単に見れる場所っていうのもあるんですけどね。

って感じで、簡単に外せられるスイッチパネルの裏に取り付けれる隙間と固定場所(平な部分)があったので、そこにしました。

キーレスエントリー 本体の取付場所 キーレスエントリー 本体の取付場所

車両側の配線が通っていて邪魔だったので、ちょっと移動させて本体は強力両面テープで固定します。

両面テープだけでも大丈夫かなぁって感じですが念の為、タイラップでも固定しときます。これでバッチリです!

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ドアロック配線

DA17V ドアロック配線

運転席の下の、はじめに取り外した小さなカバー(パネル)の所を下から覗き込むとドアから来ている線の束の白カプラーが見えます。

このカプラ内の「青(ロック)」と「緑(アンロック)」がドアロックの配線です。

ドアロック配線、テスターで調べる

スズキ車の場合、年式などでドアロック配線の色が違うことは少ないですが、メーカーや車種(グレード)・製造年月日によって、たまに資料と違う色のことがあります。

なので、現車の配線をテスターで調べておいたほうがいいです。

っていうか、この辺りの配線を間違えると、アクチュエーター(ドアロックモーター)が壊れる場合もあるので、必ずテスターで調べるのが基本です。

キーレスエントリー DA17V ドアロック配線 接続

タイプCの取付方法は車両側のドアロック線(青と緑)をカットして、その間にキーレス側の配線を繋ぎます。

その線に(タイプBの取付方法のように)繋ぐだけではないので、この配線の接続作業はけっこう大事ですね。

テキトーな繋ぎ方で線が外れてしまうと、集中ドアロック自体も効かなくなってしまいます。

しかも外れた線がボディー(-)に接触してしまうと、ドアロック時(通電時)にショートしてしまい集中ドアロック自体が壊れてしまうってこともあります。

なので、配線コネクター(エレクトロタップ)などは線の太さにより外れることがあるので、ハンダでのしっかりした接続をオススメします!

キーレスエントリー DA17V ドアロック配線 接続はしっかり!

最後に配線をキレイにまとめて、ドアロック配線は完了です。

電源の取り出しとアース

DA17V ハンドルコラム内 電源取り出し

常時電源は「ハンドルコラム内のキースィッチ裏の線」から取り出します。

セキュリティーなどで、キーシリンダー車のメイン電源の取り出しはココが定番ですね。(プッシュスタート車は別の場所)

まぁ、サイレンなどのオプションを付けない場合、キーレス自体はそんなに電気を使わないのでオーディオ裏やヒューズなど取りやすい場所で、どこでもイイと思います。

ただ、ウインカーアンサーバックを直接、キーレス本体から電気を流す(供給)タイプ(車種)はメインの電源線(太い線)から取ったほうがイイです。

アースの場所

ちなみに配線をハンドルコラム内に通していく途中に、ちょうどいい感じでボルトを取り付けれる場所があったので、そこをアース箇所にしました。

アンサーバックの配線

DA17V ウィンカー線

次に「ウィンカーアンサーバック」のための配線作業です。

助手席のグローボックスを外して、奥のBCM内(カプラーがいっぱいある所)の14極カプラーの「青・緑」の線が車両側のウィンカー配線です。

グレードやオプションによって、カプラーや配線色が違う場合があるので、念のためテスターで確認します。

DA17V ウィンカーアンサーバック 配線

さすがにキーレス側の配線は長さが足りないので別に線を用意して、この2本(青と緑)の線に繋げていきます。

キレイに線をまとめて、運転席側まで配線を通していき、キーレス側のアンサーバック線(ハンドルコラム下まで引っ張ってきている2本)と繋げて完了です。

最終確認

DA17V キーレスエントリー 取付

全ての接続は終わったら配線が揺れてカタカタ音が出たり、他の車両部分の邪魔にならないようにタイラップやテープで固定していきます。

そして、パネル(カバー)を元通りにする前に動作確認ですね。

それと、キットに付属していたドアロック中に点滅するLED(ダミースキャナー?)も、せっかくなので取付しときます。

キーレスエントリー ダミーLED 取付 キーレスエントリー ダミーLED

これは、正直どっちでもって感じですね。お客様に「これチカチカしてるだけやろ、こんなんいらんわぁ」って言われるかも(^^;)

最後にパネル(カバー)を元通りにして作業完了です。

まとめ

基本的には、軽自動車の集中ドアロック付きの車種であれば同じような作業内容です。

接続する配線と社外品キーレスの仕組みさえ分かっていれば作業的には難しいことはないと思います。

ただ、ドアロックモーター(アクチュエーター)を必要とする場合の取付は、けっこう面倒くさくて取付に加工(工夫)が必要になる車種も多いです。

なので、ちょっと自分で出来るかどうか前もって、ちゃんと車種別で調べてから買うほうがいいかもしれないです。

最後に、取り付けてモノを見て使った感じでいえば、キーレス機能だけ(オプション無し)で選ぶのであれば、ネットで売っている安いモノで十分やと思います(^o^)

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

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