自分の愛車を売る時って、一番最初に気になるのがやっぱり「査定はいくら付くのか?」ってところですよね。
売却だけで買取店に出す場合も、買い替えで下取りに出す場合も少しでも高く査定が付いてほしいものです。まぁ、当たり前の話ですけど(^^;)
でも、査定に出す前に「ちょっとでも査定額を高くなるようにする準備」っていうのを、やっていない人って意外と多いんですよね。
車屋が査定する時の基本的な内容(査定の基準)は
- グレード・年式・検査残・ボディーカラーなどの車両情報
- ナビやエアロなどのオプション品の確認(有無)
- 走行距離・修復歴・不具合箇所などの状態
- 外装のキズの度合い・室内の汚れ具合などの全体の程度
で、この総合的な評価によって査定額(買取額)を決めていきます。
ただ、この中で査定前に自分で出来る査定の評価を少し良く出来る項目があります。
それは、「外装の程度(キズの度合い)」や「室内のキレイさ(汚れ)」です!
ポイントは、普通に掃除(洗車)するだけ!
ネットなどで調べてみると「洗車をしてキレイにすれば査定が上がる」って感じの事が書かれていたりいますが、コレ半分正解で半分は少し意味合いが違います。
時間をかけてWAXをかけたり水アカや小傷を消したりしてピカピカにするっていうのではなく、普通に洗車・掃除するって意味合いです。
キレイにするというよりも外装の汚れを落し、室内のホコリやゴミ・食べ物のカスなどを片付けておくといったほうが正しいですね。
でも、やっぱり単純に考えると
「車のキズとかを消したりしてピカピカにしたほうがいいんじゃないの?」
って、思われるかもしれませんが、査定前に一時的に個人レベルでピカピカにしたからといって査定員(車屋)が「キレイな車やから査定額UP!」って思うことは正直少ないです。
思っても「来る前に一応、洗車して来たんやろうなぁ」って程度です。
プロなので、それぐらいのところは当然分かります(^^;)
どちらかというと、「キレイにしているから程度が良い」といって感じではなく
「日ごろから掃除をして丁寧に乗っていたから程度が良いはず」
と査定員に思わすことが大事なポイントなんです!
ちなみに車屋が程度が良い車って思うのは ↓↓↓
キレイだと(汚れていないと)査定しやすい!
正直、相手はプロなのでユーザー(素人)が一時的にキレイにしたからといって本来の車の程度をごまかして査定が上がることなんて、まずないです。
査定前に洗車・掃除をするのは、「車をキレイにしてよく見せようとするのではなく
洗車・掃除をしてれば、外装のキズや室内のシミ(こすり痕)・修理痕(鈑金塗装の有無)が分かりやすくする
っていうところで、コレがけっこう大事なんです!
査定する人も車が汚れていたりすると「キズや修理痕などを見逃していないか」など弱気になって、自信がなく査定額を安く(余裕な額に)してしまいがちです。
しかし、外装の汚れもなく室内も無駄な荷物やゴミなどが無ければ、隅々までちゃんと見ることが出来て自分の査定に自信が持てます。
キレイ=査定がしやすい=査定に自信がもてる=ギリギリの高額査定が提示できる
って感じになりますよね。
それと、荷物などを常に積んでいるって場合も、室内を隅々まで見られるように(見やすくする為に)出来るだけ降ろしておいた方がイイです。
これもけっこう大事なポイントです。
査定する人の印象が変わる?
車屋(査定員)が車両の全体的な程度の見方で
「定期的に洗車・室内の掃除をしている人はメンテナンスもしているだろう」
って、思って査定してしまう事がけっこう多いです。
実際に洗車を定期的にしているって人は、まめにエンジンオイル交換やワイパーなどの消耗品の交換もしているって人がけっこう多いです。
逆に洗車はまめにするけどオイル交換などのメンテナンスははあまりやらないって人は少ないと思います。
まぁ、まめにオイル交換はしても洗車はしないって人はけっこういますけど(^^;)
簡単にいうと、車を大事に(程度を良く)乗っている人は、洗車とか消耗品の交換(点検)とかは同じような感じでやっているかなってイメージですね。
なので、「この人は車を定期的に洗車している」というイメージを車屋に持たせれば、その車は程度のイマイチな車(メンテナンスをしていない車)と思われにくいってことです。
そうなると「全体的な程度」での査定ダウンの要素が少なくなることがあります。
査定ダウンの要素が少ない=何となくの程度が良いってイメージでの査定額アップの可能性がもある!って感じです。
スポンサーリンク
車に愛着があると思われることが大事
車屋が査定をする時にお客様に
「大事に乗っててん、愛着があんねん、査定たのむで!」
てな感じのことを言われてしまうと困ってしまうことがあります(^^;)
いわゆる「情に訴えて、査定員にプレッシャーかける」作戦です!
査定員も安い査定額を提示してしまうと、なんとなく怒られてしまうような気がして、気持ち査定額を上げちゃったりすることもあります。
実はコレ、よくある話です。けっこう効果的です!
なので、車に愛着があって丁寧に乗っていたって思わせることが大事です。
それには、やっぱり全体的な汚れや室内のゴミなども日ごろから気にしているって感じにしておかないといけないです。
逆に車が汚れていたり、室内にゴミなどがほったらかしになっていたりすると
「車も汚いしあんまり車に興味なさそうやから査定額もこだわってないかなぁ」
って思われてしまう場合が多いです。
そうなっっちゃうと言い方は悪いですが、そういうところを理由に(足元を見られて)査定額を基本より少し安く言われたりすることもあります。
実際、「洗車もしてないし、そんなにキレイに乗ってないから査定額も低いんかな」って納得されるお客様も多いと思います。
車をキレイ(洗車や室内の掃除)にする時の注意点
よく査定前に車をキレイに見せるために洗車のついでに小細工をする人がいます。
ちょっと言い方が悪いですけど(^^;)
外装の擦り傷などタッチペンで塗ったり、プラスチックモールや室内の樹脂部分(ダッシュボードなど)に艶出しWAXなど吹いたりする人がいます。
しかし、なるべくそういった感じの事は、やめといたほうがイイです。
正直、プロが見れば日ごろから色々と気にしてやっているのか、査定前にゴマかしで1回だけしているのかはすぐ分かっちゃいます。
逆に「他に何か隠しているキズや汚れがあるかもしれない」って、あやしまれて余計に細かく見れらることもあります。
はっきりいって、逆効果になってしまう事もあります。
とくに外装のキズなどは大きく査定額に関わる部分なので筆塗りなどはしないほうが、キズの具合がはっきりと分かって査定しやすいのでイイと思います。
それに筆塗りなどしてもキズを見逃すことはなく査定額に全く影響ありません。
樹脂部分の艶出しWAX(スプレー)などにしても理由は一緒ですね。
現在では、樹脂部分も良くなり昔みたいに白ボケたりしないので、艶出しWAXをしている理由が他に何かあるんじゃないかと逆に疑われたりします。
例えば、ダッシュボードなどの場合は、スマホなどを置いたりしての軽い擦りキズがいっぱい付いているのをごまかす為?だったりとか。
ただ、日ごろから保護の為などにやっているって車は別ですけどね。
もちろん洗車時の時に定期的にすることはイイ事ですし、査定員も見れば分かります。
まとめ
車屋はお客様から買取り・下取りした車は必ず商品化するために洗車・掃除、キズが有れば補修をします。(車の価値を上げる為に)
もちろん、入庫前にお客様が洗車などをしていても関係なく1度キレイにします。
なので、お客様の売却前のキレイに見せるためだけの洗車などは正直、無意味と言ってもいいかもしれません。
しかし、査定前に洗車や室内の掃除・片づけをすることは査定する車屋の印象を良くすることは間違いありません。
だからと言って、必ず査定額が上がるという事はないですが、査定額が下がる要素は少なくなると思います。
もちろん、外装のキズや凹みなどは査定額に関わりますが、キズがある=程度の悪い車には直接ならないので何か対策をする必要はありません。
キズ凹みなどは、何もせずにそのままの状態で査定に出すのがイイです。
一番大事なのは、日ごろから車を定期的に掃除している・大事に乗っているなどの印象を査定員に持たせることやと思います。