自動車保険の「使用目的」で迷った時の選び方のポイントを説明

自動車保険「使用目的」の選び方 加入・契約・種類

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自動車保険(個人用)には、「年齢条件」や「運転者範囲」などの同じように「使用目的」っていうの選択する項目があります。

この使用目的も保険料に関わる車の使用条件の1つで大事なところです。

使用目的
  • 業務使用
  • 通勤・通学使用
  • 日常・レジャー使用

の3つの中から選ぶことになり、選んだ使用目的によって保険料が変わってきます。

保険料は単純に車の使用率が高くなる「業務 > 通勤・通学 > 日常・レジャー」の順に高くなります。

なので、ちゃんと自分の使い方にあった使用目的を選ばないといけないです。

でも、はっきりと車の使い方を分けているのであれば簡単に選べますが「使い方は、どれも当てはまるんやけど…」って人には悩むところやと思います。

っていうか、そういう人ってけっこう多いんですよね。

そこで、おっさんがいつもお客様に説明しているような感じで説明していきたいと思います。

この記事の選び方や判断基準の説明は、おおまかな感じになっているので、実際の保険加入時にご自身で判断出来ない場合は加入窓口での確認が必要です。
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保険会社よって判断基準は違う!

まずは、この使用目的基本点なところの大事なお話です。

基本的にどの保険会社でも同じで上記の3つから選ぶようになります。

ただ、その判断基準(決め方)の内容っていうのは、同じような感じに見えて少し(大きく?)保険会社によって違うんですよね。

とくに代理店型系の保険会社ダイレクト保険系では、けっこう内容が違ってきます。

いろいろな使い方をしている場合で、代理店型では「安い日常・レジャー」でOKって場合でもダイレクト保険では「通勤・通学」になってしまうって場合もあります。

代理店型の場合

代理店型といえば、昔からある損害保険会社の「三井住友海上」や「東京海上日動」などになりますが、基本的に同じような内容(判断基準)ですね。

代理店型の保険会社は全体的な補償内容も割引条件や保険料も同じようところなので、使用目的の判断基準も同じような感じです。

人によって、いろんなケースの使い方があるので細かいところでいえば、少し基準が違うってところもありますが、だいたい同じって認識でOKやと思います。

使用目的の判断基準(内容)に関しても、基本となる基準(簡単にパンフレットに書いてある内容)での判断で、だいたい大丈夫って感じなので分かりやすいです。

ちょっとどれに当てはまるか迷ってしまうって場合でも、窓口(代理店など)で簡単に使用状況を説明すれば、すぐに答えは出ると思います。

ダイレクト保険の場合

基本的な判断基準は代理店型と同じ内容になりますが、迷ってしまうような使い方の場合は、厳しい内容(判断基準)になっていることが多い(ほとんど?)です。

簡単にいうと、代理店型では保険料が一番安くなる「日常・レジャー」の場合でも、少し高くなる「通勤・通学」になってしまうって感じです。

そもそもダイレクト保険って、乗る事が少ない人(事故率が低い使い方)をメインにして保険料を安くしているので判断基準も厳しいってところです。

事故率の低い人(使い方)は、より安い保険料、事故率の高い人(使い方)は高い保険料っていうのはリスク細分型保険の基本的な考え方ですもんね。

それとダイレクト保険は、保険会社(その保険会社の保険料の安さとか保険の考え方)によって判断基準も違うことが多いです。

なので、ダイレクト保険って一括りに「こんな判断基準」っていう認識っていうのは、少し間違っているかもしれません。

簡単な判断基準の説明すると

上記で説明したように大きく分けて「代理店型」と「ダイレクト保険」で違うので、それぞれで簡単に説明していきます。

ただやっぱり、保険会社で内容が違うので(とくにダイレクト保険)、あくまでも「まぁ、だいたいこんな感じが多い」ってところですけどね(^^;)

代理店型は簡単に判断出来る

まずは、基本的な説明で多いのが

年間を通じて月15日以上を何で使用してるか

で選びます(判断します)。単純で分かりやすいですよね。

考え方(選び方)としては保険料が高くなる「業務」から判断していって、「仕事では使わない」→「通勤や通学でも使わない」→「日常・レジャーになる」って感じです。

ここで、「年間」「月15日以上」ってところなんですが、単純に年間365日で、183日(年間の半分以上の使用)って解釈でOKです。

ちょっとしたポイント(疑問に思うところ)
  • 1日にいろんな使い方をしても「業務 > 通勤・通学 > 日常・レジャー」が優先
  • 使用時間は関係ない(ちょっとでも仕事で使ったらその日は「業務」で1日計算)
  • 梅雨の時期などは毎日通勤に使っても基本は年間の使用日数で判断
  • 仕事用の車(仕事しか使わない車)でも使ってない日のほうが多ければ「日常・レジャー」
  • 年間とは、前年の使い方などから今(保険始期日や更新日)からの1年間の予測でOK

ってところが迷った時のポイントになります。

例えば、通勤で週の半分(2~3日)使っていて、その内に仕事でも使うことがあるって場合でも、計算(判断基準)では「日常・レジャー」になります。

単純に月15日以上(年間に半分以上)、「業務(仕事)」や「通勤・通学」に使っていないから「日常・レジャー」って感じです。

ダイレクト保険は?

代理店型と同じような判断基準で

「年間を通じて月15日以上を何で使用してるか」

って保険会社もあって、その場合の選び方(判断の考え方)は代理店型と同じような感じって認識でイイと思います。

ただダイレクト保険は、ちょっと説明(基準)が違う場合が多く

「年間を通じて週5日以上または月15日以上を何で使用しているか」

と、「週5日以上」っていうのも基準(説明)に入っていたりします。

これ、どういう意味?って、たまにお客様に聞かれることもありますが、おっさんは代理店型の保険屋なので、正直よく分からないです(^^;)

ただ単に、説明の書き方の違いだけで同じような解釈なのか、書いてあるからやっぱり内容(基準の意味合い)が違うのか解釈が難しいですね。

もしかしたら同じような説明でも保険会社によって解釈が違うかもしれません。

ここは加入する保険会社に聞くのが間違いないですね。説明になってませんけど(^^;)

ちょっと選ぶのに迷うケースは?

車の使い方って人それぞれで、ぜんぜん違うので上記の説明では「まだまだ分からない、説明になっていない!」って人も多いですよね。

なので、よく聞かれる質問2つを「Q&A」っぽく説明していきます。

全ての保険会社が全く同じってわけではないですが、だいたい同じです。
基本的な「年間を通じて月15日以上」って判断(計算)は省略します。

Q. 家族の送り迎え(会社・学校、駅までなど)の場合は?

〇 代理店型の場合

基本的に「通学・通勤」は、「運転者本人自らの通勤や通学に使用する場合」で、家族などの送迎は当てはまらないので「日常・レジャー」でOKです。

ただ、親の車(保険契約)でも子どもが自分で運転して、通勤・通学した場合は「運転者本人自ら」に当てはまるので「通勤・通学」になります。

〇 ダイレクト保険の場合

代理店型とは逆で、家族などの通勤・通学の送迎でも(運転者本人自らの通勤・通学じゃなくても)「通勤・通学」になる場合が多い(ほとんど?)です。

単純に運転者など関係なく通勤・通学で使っていたら「通勤・通学」って感じです。

ただ、保険会社によっては

  • 最寄り駅など通勤・通学途中までの送迎は「日常・レジャー」でOK
  • 保育園への送迎は「通学(学校の送迎)」に当てはならない

などの場合もあります。

通学とは学校の登下校をいい、学校教育法に定められていない、保育園や介護ケアセンターなどは通学(学校)の対象外です。

Q. 自営業で仕事用に買った車であまり乗らない場合は?

上記でも説明しましたが、選び方(判断基準)は、あくまでも使用日数で判断なので年間(月)の使用数で計算します。

ただ、使用日数もギリギリ「日常・レジャー」の範囲やけど、車の見た目が明らかに仕事車(箱バンで仕事道具がたっぷり積んでいる)っていうのは微妙かなって思います。

っていうのも、おっさんの経験からですが、大きい事故を起こし場合、契約(条件)内容も細かく調べられる時もあって使用目的が引っかかる場合があります。

どう見ても仕事でしか使っていないような車で仕事中の事故の場合「日常・レジャー」だったりすると保険会社(損害部)から疑われたりするんですよね。

ちゃんと説明して契約(使用条件)の内容にあっていれば何も問題ないですが、けっこう証明するのが面倒くさいと思います(-0-;)

なので、そういう場合は保険料は高くなっちゃいますが、あえて「業務」にしておいたほうがイイかなぁってアドバイスすることもあります。

本当はこういう考えって、保険の窓口(募集人)としてはダメなのかもしれないですけど、事故を起こした時の事を考えると(^^;)

保険会社を変える時は要注意!

新規に保険加入する時や使用状況が大きく変わった時などは、使用目的ってけっこう考えると思いますが、それ以外の時ってあんまり気にしてない人も多いと思います。

契約期間に使用状況が少し変わるってことも普通にあって、多くは「そのまま使用条件でOK」ってケースも多いですし更新時などでも再確認されると思うので。

正直なところ、使用目的の判断って曖昧なところもあるので「年齢条件」や「運転者限定」のような感じでも無いかなぁって思ったりします。

ただ、注意しないといけないのは「保険会社を変えた時」です。

代理店型から代理店型ってケースならだいたい大丈夫やと思いますが、代理店型からダイレクト保険とかその逆のパターンの場合は、使用目的が変る場合もあります。

とくに車の使い方はいろいろって人は、保険会社によって今までの認識(判断基準)が逆になっているってことも普通にありますので。

まとめ

記事にしているのに言うのもアレですが、「使用目的」の説明って難しいですね…

正直、記事を書いている途中で何が言いたいのか分からなくなって長いだけの変な(分かりづらい)内容になってしまいました(^^;)

最後に言いたかった事をまとめると、いろいろな使い方をしている人は

まとめ
  • パンフレットなどの説明(書き方)って、なかなか理解するのは難しくて間違って選んでいる人もけっこういる
  • 保険会社によって使用目的の判断基準が違う

ってところで、選ぶのに迷った時は自分で判断せずに加入する(している)保険会社(窓口の代理店)に聞くのが間違いないってところです。

ただ、ダイレクト保険はネット申込って場合のほうが多いかもしれませんが、やっぱり迷った時は電話したほうがいいと思います。

っていうのを説明してみましたが、この記事も参考程度にして下さいね(^^;)

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

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