みなさん、タイヤを交換をしないといけないなぁって思う時はどんな時ですか?
使用年数が経っているとか、単純に空気を入れた時などに見た感じタイヤの溝がなくなって時とかヒビが入ってきているとか、いろいろありますよね。
でもやっぱり、ガソリンスタンドの給油時、カー用品店でのオイル交換や車検の時に
「もうタイヤが危ないですよ。交換をおすすめします!」
などと言われた時っていうのが、けっこう多いかと思います。
そりゃ、店の人(プロ)に「危ない」って言われると心配になりますよね。
・・・でも、
「っん、まだ溝あるし、見た目もキレイだし大丈夫じゃないの?コレって危ないの?」
って思ったりした事のある人も多いんじゃないでしょうか。
っていうのも「何かのついでにタイヤの点検をして、まだ大丈夫そうだけど早めのタイヤ交換を勧めてくる店」もけっこう多いんですよね。
それでは何故、早めの交換を勧めてくるのか、本当はどれくらいで交換するのがベストなのか、おっさんの勝手な考え方ですがお話していきます。
早めの交換を勧めてくる理由は1つ!
本当に乗っていたら危ないから交換を勧めるのは車屋なら当たり前です。
ただ、「もう交換せんとアカンの?」って思うぐらいでの交換を勧めてくるのは、単純に「タイヤを売るために」っていうのが多いですね。
「危ないから交換を勧める」ではなく「交換を勧める為に危ないから」って理由を逆に付けているって感じです。
タイヤの溝は新品で8mm前後ですが、そういう店って残り4mm(溝の半分)ぐらいから交換をすすめる店が多いです。
たしかに、平均的にはタイヤの溝が残り3.5mm~4mmぐらいから性能が落ちる(制動距離が伸びる)と言われているので、危ない理由にはなります。
嘘はついていないし、もちろん早めの交換のほうが安心で良いに決まっています。
でも、おっさんからすれば少し交換するには早すぎるんじゃないかって感じで、ただ単にタイヤを売るセールストークやなぁって思ったりします。
それにタイヤ交換の費用はそこそこ高いので、単純に安心を買うって感じで交換していたら少しもったいないかなぁって思います。
とくに通勤などの走行距離が伸びる使い方であれば、定期的にタイヤ交換しないといけないので早めの交換ばっかりしていると財布に厳しいですよね。
なので、そんなに早めの交換をしなくてもいいんじゃないかとおっさんは思います。
タイヤの溝で判断する場合
タイヤの溝の中には、交換時期の目安となるタイヤの減り具合が分かる凸があって、これを「スリップサイン」といいます。
この凸の高さは1.6mmになっていて、上の写真ようにまだまだ溝のある新しいタイヤなら奥のほうに見えます。
タイヤが減ってくるとこの「スリップサイン」が徐々に出てくる(現れる)ようになります。
タイヤ交換を早めに勧めてくる店であれば、これぐらいから「そろそろ交換時期ですね」って言ってきたりすると思います。
でもおっさんは、これぐらいやったら、まだ大丈夫でしょ!って感じです。
スリップサインが表面と面一なると溝が1.6mm以下ということになります。ここまでなっちゃうと、もう交換です。少し遅いぐらいです(^^;)
それに、溝が1.6㎜以下になると法律違反になり車検にも通らないので即時交換になります。
ただ、さすがにスリップサインが出るギリギリまでタイヤ交換しないっていうのは、けっこう危ないのでおすすめできませんね。
雨の日や高速道路では、ツルってなることもありますし。
なのでおっさんは、お客様に残りの溝で交換の判断をするなら、
スリップサインから見て1~1.5mm程度の溝があるぐらいで交換するのがベストかな?
って感じで説明しています。
しかし、これぐらいまでタイヤが減っていると性能が落ちてきているので走行すると危険だと言う人もいます。
たしかに性能は新品に比べて悪くなっていますが、普通に乗っていて危険と感じることもあまり無いと思いますし、おっさんはあまり問題もないかなって思っています。
ただ、雨の日の走行やカーブの多い山道などで走行に違和感を感じることがあれば、タイヤの溝の深さに関係なく交換時期と考えていいと思います。
それと、タイヤの音(ロードノイズ)も溝の減りや使用年数と比例して大きくなってくることが多いです。
乗っていて耳障りに感じるのであれば、これも交換時期の目安になりますね。
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ひび割れは微妙な判断
タイヤ交換のいくつかある目安の1つが「表面にひび割れ」です。
「少しでもひび割れしてたら危険なのですぐ交換!」
っていう人もいます少しぐらいのひび割れであれば、おっさんはそんなに心配することもないかなぁって思います。
その理由として、長年車屋をしていて実際のところ
- 少しのひび割れ程度で問題が起きたという事例をほとんど聞いたことがない
- 意外と環境などによりすぐに小さなひび割れをすることは、けっこう多い
- 表面の少しのひび割れぐらいでバーストしたりするほどタイヤは弱くない
って思うからです。もちろん車の使い方や環境によってかなり変わってきますけど。
まぁ、この考え方は人によってかなり意見が異なると思いますけど(^^;)
なので、ひび割れでの交換の目安としては「誰が見ても危ないと思う」ような、ひび割れであればってところです。
それと、ひび割れの場所(箇所)がポイントです。
側面はゴムが薄く、ひび割れがそこそこ酷い場合は、バースト(破裂)する可能性があるので即交換をおすすめします。
あとは、溝の中(スリップサインのところの溝)のひび割れは即交換の目安です。
それと、自然になった感じではなく変な感じのひび割れも要注意です!
とりあえず、少しのひび割れであれば、いろんな人(プロ)に聞いて交換するかどうか判断をするのが良いと思います。
ちなみの上の写真のケースは、まだ溝は大丈夫だけど、あまり乗らないのでひび割れしてきたって感じで、おっさんは「もうちょっと大丈夫かな(簿妙だけど)」って判断です。
乗っていても変な違和感みたいなモノも感じないですし、場所的にも問題ないかなぁってところです。
でも、乗り心地(音や固さ)は少し悪くなっているでしょうね。
使用年数で判断するのはけっこう大事!
使用年数から考えた交換目安は4~5年とよく言われています。
しかし、おっさんは単純に使用年で判断するのではなくタイヤの状態などで判断するほうが大事やと思っています。
たしかにタイヤはゴムなので年数が経てば劣化します。
ただ、車を屋根付きガレージなどで止めていて空気圧も定期的に点検しているタイヤであれば、もっと年数が経っていても大丈夫って場合も普通にあります。
もちろん逆のパターンもありますけど。
なので、使用年数はあくまでの基本的な目安になりますので、使用状況・タイヤの状態(見た目など)・地域の環境などを優先して判断したほうがいいと思います。
簡単な判断の目安としては、やっぱり乗っている時の感じですね。
何も気にせずに乗っていても
「タイヤの音(ロードノイズ)が気になるほどうるさくなってきた」
「乗り心地が体感できるほど悪くなってきた」
など感じてきた時は、タイヤがかなり劣化している状態やと思っていいですね。
・・・って思ってましたど、
あまり乗らないなら5~7年での交換がおすすめ!
年々、夏の時期のかなり暑くなってきて、使用年数の経っているタイヤに不具合(バーストや変形など)が起きることがけっこう増えてきました。
多いのは、「あまり車を使用しないので年数が経っていても溝や見た目はキレイだけど、乗らないので空気圧の管理もあまりしていない」ってタイヤの場合です。
古くなってきて、管理も悪く乗らないこともあって劣化で真夏の気温に耐えられなくなって、タイヤ自体が変形しまうってケースです。
こうなっちゃうと運転していてもハンドル操作がおかしくなりますし、タイヤもかなり危ない状況です。
なので、あまり車に乗らないからタイヤも減らなくて見た目は大丈夫そうだから交換時期が分からないって人は
もったいないと思うけど、とりあえず5~7年で交換しておく!
っていう、交換目安は使用年数って考えをするのが安心で良いかなぁって思います。
まとめ
車を趣味で乗っていたり、車にかけるお金に余裕のある人であればカー用品店がおすすめるような早めの交換がベストかもしれません。
そのようなお客様には、おっさんも早めの交換をおすすめしています。
もちろん、安全第一って考えの人もですね。
しかし、車は交通の手段や出来るだけ節約したいという考えの人であれば、上記ので説明した交換時期の目安でも問題ないかぁって思います。
もちろん、車の使用目的や個人の車に対する考え方によって少し違いますが、おっさんはお客様にこんな感じの説明をしています。
それで過去に重大な事故などが1度も無かったこともあって、けっこう自分の考え方に自信を持っていたりします。
タイヤに関しては、「早めに交換しないと事故につながる」というイメージがありますので車屋でも交換時期の考え方はいろいろです。
なので、おっさんの考え方が正しいわけではありません。勝手な中古車屋の考え方です。
それでも、タイヤを売りたいって感じのカー用品店などのお客様への交換目安の説明は、少し早いんじゃないかなぁって思いますけど。