自動車保険の特約で必要なのは?車屋の代理店が必ずおすすめする特約

車屋がおすすめの自動車保険の特約 加入・契約・種類

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

個人用の自動車保険で基本となるセット商品(個人総合保険)の保障内容

基本の補償内容
  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 人身傷害
  • 車両保険(任意)

です。この基本的な補償のところは、どの保険会社の基本的に同じような内容です。

ちょっと違ったセット内容(車の使い方で補償を限定する商品)もありますが、基本は上記のセット内容で入っておくのが一般的やと思います。

ただ、どうするか迷うところが「特約」ですよね。

特約と言ってもいろいろなモノがありすぎて正直、自分に使い方(乗り方)に必要な特約って何なのかよく分からないって人も多いと思います(^^;)

特約に関してもどの保険会社も似たような内容(種類)なんですが、その人(加入者)の車の使い方や状況によって、必要とされる特約は違ってきます。

しかも、保険会社や保険の窓口(車屋・専業の代理店やダイレクト保険)などでもおすすめする特約が違ってくるんですよね。

そこで、「保険代理店をしている車屋がおすすめする特約」っていうのがあるので、その辺りをちょこっと説明していきます!

保険の窓口(加入する代理店など)詳しくは ↓↓↓

「車屋の保険代理店」「ダイレクト保険」「総合保険代理店」の違い
自動車保険の加入窓口は大きく分けて「車屋(兼業代理店)」「保険屋(専業代理店)」「ダイレクト保険(インターネットなど」の3種類あり、ぞれぞれに特徴(メリットとデメリット)があるので、その人の保険に対する考え方によって選び方が変わってきます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

必ず入っていたほうがいい2つの特約

おっさんはお客様に自動車保険の説明をする時に「必ず入っていたほうがいい!」って半強制的と言っていいほど、おすすめしている特約が2つ有ります。

この特約は、事故が起きた時に「ついでに入っていて良かった」っていうよりも「入ってなかったらヤバかった…」ってなるケースがある感じの特約です。

対物超過修理費用特約

基本となるセットの1つの「対物賠償保険」に付帯する特約で、相手側の車に対する賠償の時に使うことがある特約になります。

年々、自動付帯の特約(要らなかったら逆に不担保特約)になっている保険会社も増えてきて、それぐらい大事な特約と言えます。

なので、おっさんのお客様には100%入ってもらっています。

この特約は、車両事故のいろいろあるケースの中での問題(相手側とモメる)点を補うために出来た特約の1つなので、車屋としては「本当に必要な特約」と思っています。

車両事故を起こし場合(こちらが加害者で)、相手の車によってこの特約に入っているかいないかで相手側と交渉に大きな差が出てきたというケースも多いです。

特約の保険料は、年間800円~1,000円ぐらいになります。

ただ、ほとんどの人は勧められて(強制的に)入っている基本の保険に自動セットで、この特約を付けていると思います。

内容の説明は、けっこう長くなるので省略です(^^;) 詳しくは ↓↓↓

「対物超過修理費用特約」は自動車保険では必要な特約の1つです!
自動車保険の中の対物賠償責任保険の特約の1つ「対物超過修理費用」は自分が加害者(相手の車の修理代を支払う側)になった時、相手の車の価値(全損額)が修理代より低い金額の場合に必要になってくる(付けてなかったら困る)特約です。

弁護士費用特約

名前のとおり、事故後の相手側との交渉や示談(お金の話し合い)などを弁護士に依頼する時の費用などを保険で支払ってくれる特約です。

こんな時に使える
  • 相手と言い分(事故状況など)が食い違い交渉(話し合い)が進まない
  • 過失割合でモメた時に保険会社の交渉(提示)では納得がいかない
  • 100%被害者(過失割合100:0)の時に保険会社が代理で相手側と交渉出来ない
  • ケガで慰謝料(後遺症傷害)などの相手側保険会社の提示額に納得がいかない

などの場合に使う(使える)特約です。

でも、「保険に入っててそんな事になるのって稀やろ、本当に必要?」って思う人もまだまだ多いと思います。

いやいや、実際に使うケースが年々増えてきているんです!それに

  • 相手側が自動車保険自体に加入していない
  • こっちは被害者なのに相手側(加害者)の保険会社は何故かケンカごし

など、こちらの保険会社も頑張って交渉してもお手上げって感じで、話が進まないってケースも年々増えてきています。

なので、いろんなパターンで弁護士などに依頼することが多くなり、お客様からも「この特約に入ってて良かったぁ(-0-;)」などの意見が多くなってきました。

なので、おっさんは必要な特約の1つと考えて全てのお客様におすすめしています。

でもやっぱり、「べつに必要ないかな、保険はお守りやし」ってお客様もおられるので、おっさんの店では加入率は90%ってとこです。

特約の保険料は保険会社によって少し変わってきますが、年間2,700円~3,000円ぐらいやと思います。

ちなみに、この特約を使う人が多くなってきたので、保険料も保険の改定ごとに少しずつ高くなってきていますね。

弁護士費用特約について詳しくは、↓↓↓

弁護士費用特約はホント必要です!自動車保険で必要な特約の1つ
自動車保険の「弁護士費用特約」って多くの人が当たり前?って感じで付けていると思いますが、「ホンマに必要?使う事あんのかなぁ?」って思っている人も多いんじゃないでしょうか。でも車屋(保険屋)からすれば「必須の特約の1つ」です!

お客様の環境(状況)でおすすめする特約

自動車事故を起こした時に必要とか役に立つっていう直接的な特約ではないですが、別で加入するより特約で入っておいたほうがお得かなっていう特約です。

ファミリーバイク特約

本人や同居の家族(複数人)がミニバイク(原動付自転車 125ccまで)に乗られているのであれば必ずおすすめする特約です!

ミニバイク1台こどに保険に加入する必要がなく、この特約で自動車保険に加入している本人とその同居の家族が対象というのが特徴です。

それに、乗るバイクの名義(所有者)は関係なく友達のミニバイクなどを借りて運転しても自動車保険の内容の補償が適応されます。

この特約は補償の内容で2種類あって保険料も大きく違ってきます。

特約の種類
  • 自損タイプ(対人・対物の相手への賠償のみ) 10,000前後
  • 人身タイプ(自損タイプ + 人身傷害 自分のケガの補償) 30,000前後

で、ご家庭に複数台所有しているのであれば、バイクごとに保険に加入することを考えると費用的も安くなる特約です。

でも、年々この特約の保険料は高くなってきています。

ひと昔前と比べると、けっこうな値上がりやと思います。

なので、その人の状況によって「バイク保険に入るより絶対にお得!」っていうのは微妙な感じになってきていると思います。

ただ、この特約に関しては昔からある特約なので自動車保険に加入していて家庭にミニバイクを所有しているのであればほとんどの人が入っていると思います。

もっと内容に関して詳しい説明は、↓↓↓

ファミリーバイク特約を簡単に説明!「人身型」「自損型」の違いは?
「ファミリーバイク特約」の内容や補償される範囲(人)について細かく決められているんですが、ポイントなのは「家族ってどこまで?」「自分のケガの補償は?」「この特約を使ったら保険料は上がるの?」「補償外の使い方もある!」ってところですね。

個人賠償責任保険特約

この特約は、自動車保険専用の特約ではなく「火災保険」「傷害保険」などのいろいろな保険に付帯できる特約になります。

この特約は自動車事故に関係なく日常生活での賠償責任が発生した時の保険になります。

おっさんは、他の火災保険などの特約として入っていなければ、自動車保険の特約でおすすめしていますね。

この特約の特徴としては、保険の対象(被保険者)が「本人又は同居の家族(親族)」というところです。

そして、保障の範囲(保険を使える範囲)が日常生活に起因する偶然の事故などになっているところです。

例えば
  • 子供が自転車を運転中、通行人にケガを負わしてしまった
  • 飼い犬が散歩中、他人に噛みつきケガを負わしてしまった
  • 買い物中、お店の商品を落として壊してしまった
  • 子供が友達の家に遊びに行ってテレビなど壊してしまった

などなど、いろいろな事故で発生してしまった損害(賠償責任)を保障してくれます。

この中で注目すべきところは「自転車による事故」です!

最近では、子供による自転車事故であっても多額の損害賠償が発生するケースが増えてきていますので、子供さんがいる家庭では必須とも言えます。

ただ、べつに自動車保険にこの特約を付けたほうがいい!ってわけではないですが更新期間の短い自動車保険のほうが、毎回確認しやすいと思います。

火災保険など、保険期間が長い場合など「あれ、特約に個人賠責って付けてたかな?」って覚えていないことが多いので。

個人賠償責任保険特約について詳しくは↓↓↓

自転車事故でも使える個人賠償責任保険ってどんな内容?特徴は幅広い補償範囲
この保険(特約)は日常生活で他人にケガなどで損害賠償責任が発生した場合に保険金(損害賠償金など)が支払われる保険で、自転車事故も対象になるところがポイントです。ただ、単体での加入は出来ず火災や傷害、自動車などの保険の特約になっています。

レンタカー費用って必要?

事故や故障で修理の間、レンタカーを借りるための費用を補償してくれる特約です。

「仕事で使っている車」「毎日、通勤や送り迎え」などの車の使い方の場合であれば必要な特約で車屋もおすすめする特約です。

ただ、個人の使い方で「車がない期間があってもどうにかなるかなぁ」って感じであれば、この特約は迷うところやと思います。

っていうのも、保険料がそこそこ高く、とりあえず入っておこうかっていう感じの特約ではないんですよね。

年々、このレンタカー費用の保険料も安くなってプラン(補償日数や日額費用上限)も選べるようになったのでひと昔と比べると入りやすくなったと思います。

でもやっぱり、安いプランでも年間5,000円~6,000円ぐらいはすると思います。

この特約に関しては必要性とか保険料のお得感の考え方が、窓口(車屋など)とそれぞれのお客様とで、けっこう違うので何とも言えないところです(^^;)

おっさんの経験から言うと、「毎日乗らへんからいらんわぁ」ってお客様でも実際、事故で修理が2~3週間かかるとなると「それは困るわ!」ってなることが多いです。

修理期間中は車屋の無料の代車があるって感じであれば問題ないとは思うんですが、なかなか2~3週間ず~っと貸し出すのって難しいところです。

なので、出来ればレンタカー費用は入っておいてもらったほうがいいかなぁって思います。

やっぱり実際に事故で車の修理期間が長くなるよう場合は「レンタカー特約入ってて良かった」「入っておくべきやった」ってなることが多いですね。

まとめ

その他にいろいろな特約があります。

もちろん保険会社からすれば、どの特約も“お客様の使い方や保険の考え方よっては必要なモノ”って思って作られています。

ただ正直、車屋からすれば自動車事故を起こした時の為の保険からは、かなりズレている特約も多いなぁって思います。

車屋も保険代理店をしているのであれば「保険会社の勧める特約」をお客様に薦めなければいけないのかもしれません。

しかし、事故時の対応を現場でしている車屋からすれば実際に事故の時に使われる可能性が低い特約や過剰サービス的な特約はやっぱり薦めにくいものです。

むやみやたらに特約を付けていたらドンドン保険料も上がっちゃいますし。

やっぱり、車屋の保険代理店は、事故の起こした時に必要になる(入っていて助かったって思う)ことが多い特約だけを薦めてしまいますね(^^;)

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

車屋のおっさんをフォローする
加入・契約・種類
この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
車屋のおっさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク