お金を払って(プロ施工の)ボディーコーティングをする人ってホント増えましたよね。
コーティングを勧める車屋(とくに新車ディーラー)も増え、専門の業者も増えてきて知名度(必要な施工ってイメージ)も上がってきたと思います。
とくに新車購入時は「新車だから」って理由だけで当たり前(必須?)のように施工する人はかなり多くなりました。
新車購入の時って総額で数百万って高い買い物になるので、そこそこ高いコーティング費用でも「まぁ、いいかぁ」って、なっちゃうんでしょうね。
ただ、お金をかけているので、それなりの効果はもちろんありますが、全ての人が「やって良かった」「払った分の費用の価値があった」っていうのは別の話です。
そこで、おっさんが、ちょこっとコーティングの必要性とメリットとデメリットの考え方の話をしていきたいと思います。
ちなみにおっさんは、アンチボディーコーティング派ですけど(^^;)
手入れしてこそのボディーコーティング
まず、プロがする施工のコーティングの必要性についておっさんの偏った考え方から。
よくお客様から聞かれるのが、新車の購入時(検討している時)で
「新車を買う時って、みんなボディーコーティングしているけど実際どうなの?」
っていうようなことですね。その質問におっさんは
「ちゃんと定期的に洗車する気持ちがあって、よりキレイに維持したいんやったら値段なりの価値はあって良いですけどね」
って感じの何となく微妙な答え方をすることが多いです。
正直、こんなことを言っちゃうと、ほとんどの人が余計悩んでしまいますけど(^^;)
っていうのも、なんとなくコーティングを考えている人って単純に「ワックス(洗車)しなくても大丈夫」ってイメージが多いですよね。
ワックスやこまめな洗車などの手間(時間)を省くために高いお金を払ってコーティングを考えているのに!って感じやと思います。
でも、本当は逆です!
そもそも、高い費用を払ってプロが施工するボディーコーティングは
これから通常よりキレイに維持(艶出しや保護)するための基本作業
って考え方が正解やとおっさんは思っています。
個人(素人)では完璧に出来ない塗装面の下処理と高価なコーティングをすることによって、個人が出来るレベルの洗車でキレイな状態を維持出来るってものです。
逆にいうと、施工するコーティングに合った(それ用の)維持管理の仕方(洗車や定期的なメンテナンス)をやらないと意味がないってことです。
もちろん、コーティングをすれば硬い膜が出来きて「服やカバンなどの軽い(薄い)擦りキズ」や「雨などの汚れ」が付きにくくなります。
簡単にいうと、そんなに気にしなくてもキレイな状態を保つことが出来るって感じです。
でも、“付かない”ではなく“付きにくくなる”だけなので、「ほったらかしにしててもキレイ状態が延びるだけ」なんですよね。
しかも、1回施工すれば、ず~っと効果があるってわけでもなく、ほったらかしにしていたら2~3年で効果がなくなっちゃいます。
状況(環境)が悪ければ1年ぐらいしか持たないってこともザラです。
なので
- ちゃんと日ごろの手入れ(洗車)を定期的に行う人=高いお金をかける価値はある 〇
- とくに何もせず、汚れが酷くなったら洗車する程度の人=もったいないだけ ×
ってふうに、おっさんは思っています。
新車の時にコーティングする人が多いのは何故?
はい、理由は大きく2つあります。
1つは、単純に新車購入時に営業マン(新車ディーラー)に勧められるからです。
初期の見積書からナビやETCなどと一緒にボディーコーティン費用が入っていることがほとんどで「必須必要なオプション」って感じになっています。
それに営業マンの勧め方もちゃんと内容を説明せず、なかなか強引なところもあります。
なので、お客様からすれば「新車やったら当たり前にすることなんかなぁ」って思っちゃうことが多いんですよね。
ちなみに新車ディーラーが勧める理由は ↓↓↓
もう1つは、新車の時のするほうが価格(料金)が安く出来るからです。
年数が経っている場合(中古車など)をコーティング(施工)する時は、まずは塗装面の下処理(準備)をしないといけない場合がほとんどです。
下処理の内容(順番)としては
- 隅々までキレイに汚れ落とし(洗車)
- ボディーに付いている鉄粉・水垢などの除去
- コンパウンド磨きで塗装面をキレイにする(小キズ消しなど)
- 脱脂剤処理
って流れです。その車のボディー(塗装面)の状態によって、作業内容は違ってきますけど。
この下処理の作業をちゃんとやらないと、コーティングの効果(仕上がり具合と持続力)を最大限に発揮出来ないです。
なので、コーティング作業よりも重要な作業で時間と手間がかかり費用も高くなります。
ただ、新車の場合はそもそも塗装面がキレイなので下処理は軽い磨き(塗装面を整える)ぐらいで済みます。
価格の差でいえば、ヴォクシーなどの小型1BOXの普通のガラス系コーティングの場合
- 新車時 コーティング(下処理含む) 6~8万円
- 中古車 下処理 3~7万円 コ-ティング 5~8万円 合計 8~15万円
って感じで、個々の車両の下処理の度合いによってかなり費用が変わってきます。
そんなことから、コーティングするなら新車時のほうが安く出来るってことで新車時に勧める店も多いですし、する人も多い理由です。
でも、単純に「みんな新車の時にコーティングしてるから」っていう理由が一番多いと思いますけど(^^;)
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まめにワックス(コーティングスプレー)する人は?
まぁ、上記で説明したように定期的(こまめ)に洗車だけはするって人のほうが、ボディーコーティングをする価値があると思います。
ただ逆に、まめに洗車してついでに簡単なスプレータイプのコーティング剤も一緒にするって人であれば、ボディーコーティングはそんなに必要ないかなぁって感じです。
もちろん、ダブルですれば効果は大きく、よりキレイな状態を維持出来ます。
この辺りは個人によって、どこまでキレイさにこだわっているかで違ってきますが、普通ぐらいのキレイさで十分って感じであれば問題ないと思います。
それに、あえて固形ワックスを好んで使ような人(洗車や手入れ好き)であれば、それだけで十分やと思います。キレイさを維持出来きます。
そもそもプロ施工のボディーコーティングは、「コーティングが長持ちする(数年程度)ので洗車が楽」っていうのが一番の特徴(効果)です。
定期的に自分でコーティングして効果(撥水・塗装面の保護など)を切らさないのであれば、効果的には同じですね。
艶(光沢)などの見た目に関してはやっぱり差が出るかもしれませんが、そこは自分の車に対する考え方ってところやと思います。
洗車(手入れ)をあまりしない人は?
お客様からすれば、自分で手入れ(洗車やワックス)をやらないのであれば、コーティングはあまり意味がないって言われても
「何もしなかったら、余計に車(ボディー)が悪くなるんじゃないの?」
って思っちゃいますよね。まぁ、その通りですけど(^^;)
そんな場合、おっさんはお客様に「月1回ぐらいのガソリンスタンドの洗車(洗車機)」をおすすめしています。
っていうのも、最近のガソリンスタンドの洗車(洗車機)は、なかなかイイです。
料金も数百円程度で安く、撥水シャンプー(簡易コーティング)のコースも普通にあって、洗車の仕上がりにこだわっている店も多くなりました。
それに室内などの清掃も別で有料ですけどやってくれますし。
何よりも給油ついでに手軽に出来るっていうところがイイですよね。
「大事に乗ろうと思うなら自分で手入れするのが一番」って思っているおっさんですが何もしないより絶対にマシやと思います。
それに、最初に高いお金をかけてコーティングして後は何もメンテナンスしないよりも、費用面やキレイさの維持って事を考えても良いと思います。
やり方はどうであれ、とりあえず定期的に洗車をするっていうのがボディーにとって一番良くて大事なことです。
洗車機についてに考え方は ↓↓↓
まとめ
実際、新車の時にボディーコーティングをする人は多いですが、中古車購入時にする人ってかなり少ないです。
やっぱり新車の時は財布のヒモが緩くなってるだけで、中古車の時はシビアに本当に自分に必要なのかを考えるからやと思います(^^;)
ってことは、本当は一般的にそんなに必要ではない商品(施工)なんかなぁって思いますね。
おっさんは、新車で当たり前になってきている今でも、高いコーティングに関しては「かなり付加価値な商品」ってイメージです。
「みんな、やってるから」って考えではなく、「自分は車が好きだから」とか「キレイに乗りたい」っていう考え方で選ぶ商品やと思います。
はい、こんな感じで、偏ったアンチな意見でした(^^;)