お客様から車のトラブルの連絡で、やっぱり多いのが、
「車を使おう(乗ろう)としたら、エンジンかからへん(-0-;)」
っていう症状ですね。
症状(状況)を詳しく聞いてみると、多くの場合がバッテリー上がりが原因でエンジンがかからないっていう感じです。
ま~、バッテリーが上がる原因としては、
- 普通に長期使用でバッテリーの寿命
- ランプ類(ルームなど)を付けっぱなし(放置)
- あまり乗らない(使わない)ので、充電(容量)不足
といったケースが多いです。っていうか、この3つしかないですけどね(^^;)
対処方法としては、他の車(バッテリー)からケーブルを繋いで「とりあえずジャンプスタートしてかける」や「新品にバッテリー交換」などです。
ただ、「乗らないから、バッテリーが上がってしまう」ってケースの場合は、その場の対処だけでは、またバッテリーが上がる可能性があります。
なので、とりあえずバッテリーを新品に交換したとしても、今後またバッテリーが上がらないようにするための対策(予防)が必要になってきます。
どんな状況や車が上がりやすい?
あまり車を使わない(乗らない)お客様によく質問されるのが、
「どれくらい乗らないとバッテリーって上がるの?」
です。とくにバッテリー上がりをしたことのあるお客様からは必ず聞かれますね。
ま~、ありきたりな車屋らしい答え方をするのであれば、「使い方・状況や車種、バッテリーの状況でダメになる期間は違う」ってところです。
ただ、そんな答えは当然、求められてないので(^^;)、簡単に説明すると、
小型車や軽自動車だったら、新品バッテリーでも1~2か月で上がる可能性があります
って感じです。
さらに、たまにしか乗らないのに乗っても“チョイ乗りばっかり”であれば、もっと早く上がったりします。
やっぱり単純に、小型車や軽自動車は“バッテリーサイズが小さい(B19がほとんど)”っていうのと“充電能力も小さい”っていうのが理由の1つです。
バッテリーが小さいと満充電でも乗らなかったら上がるのは早いですし、車(エンジン)が小さいと充電能力も小さいので、”チョイ乗り”なら尚更、ちゃんと充電されません。
逆に2,000ccクラスの普通車でバッテリーもそこそこ大きいサイズが付いている車種であれば、1~2か月で上がるってことは少ないと思います。
ってことで、乗らなかったらバッテリーが上がりやすい車や状況っていうのは、
- 小さいサイズのバッテリーが付いている小型車や軽自動車
- 充電制御(アイドリングストップ)が付いていない車種
- 月に1~2回しか乗らない、乗っても”チョイ乗り”程度
のような車種と使い方をしていると、バッテリーが上がりやすくなるので日ごろからバッテリーに関しては気にする必要があります。
充電制御車(アイドリングストップ車)などは充電の仕方が違いますし、そもそもちょっと性能の良いバッテリーが付いているので、普通のバッテリーよりも上がりにくいです。
バッテリー上がりの予防(対策)は?
あまり乗らない場合の対処方法は2つあります。
っていっても、おっさんがお客様にいつも説明している考え方で、本当はもっと良い方法があるかもしれませんけど(^^;)
できれば、定期的に乗るように心掛ける
1つは、本人が日ごろから出来るバッテリー上がりの予防として、
定期的(2~3週間に1回程度)は1時間以上乗るように心掛ける
です。それぐらい乗っていれば軽自動車で小さいバッテリーでもそこそこ充電されますが、数十分ぐらい乗る程度では十分ってほどではないですね。
1時間ぐらいでもバッチリ充電されているってこともないですが、最低これぐらい乗っとけば大丈夫かなって感じです。
これで、ある程度は、“あまり乗らないからバッテリー上がる”ことが防げるんじゃないでしょうか。
でも、「それもなかなかねぇ…」って人も多いと思います。
そもそも、あまり車に乗らないのにバッテリーの為に車に乗る時間を作るって、なかなか難しいですもんね(^^;)
なので、あまり対策にはならないので、お客様に説明しても「それは却下」ってなることがほとんどですが「できれば」って感じの対策です。
チョイ乗りに適したバッテリーに交換する
もう1つの方法というか、こっちがおすすめで(これぐらいしか無くて)、バッテリーを性能の良いモノ(価格の高いモノ)に交換することです。
ただ、一言で性能の良いバッテリーといってもいろんなメーカーからいろんなタイプ(サイズ)・価格帯のモノが売られていますが、
「チョイ乗り」に適している(特徴にしている)ってバッテリー
っていうのもあるんですよね。そういったバッテリーに交換することで、バッテリー上がりの対策(予防)が出来ます。
ただ、「あまり車に乗らないのにバッテリーにお金をかけるのはなぁ…」って考えの人も多いと思います。
高性能タイプのバッテリーって、カー用品店などでは普通(スタンダード)のバッテリーに比べると、けっこう高いですもんね。
でも、バッテリーの場合、ネットショップで探せば、なかり安く買える場合が多いです。
ネットで売っている価格ぐらいで交換出来れば、バッテリーが上がった時の手間や費用の事を考えて比べても、安上がりで済むと思います。
なので、おっさんはお客様に対策として少し費用が高くなるけど、性能の良いバッテリーの交換をおすすめしています。
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おすすめバッテリー
出典 : パナソニック カーバッテリー
それじゃ~、「どんなバッテリーがいいのか?」っていうと、
いつもおっさんは、この2つのどちらかをおすすめしていて、その時の購入(実売)価格の安いほうにしています。
両方とも、「高性能」「大容量」「長持ち」で、最上位グレードのバッテリーです。
ま~、高性能バッテリーを選ぶ(替える)ならこのバッテリー(グレード)は必ず選択肢に入るってぐらいの定番のバッテリーですね。
おっさんの経験上、「あまり乗らないのに乗ってもチョイ乗り」でもけっこうバッテリーが上がらず長持ちするバッテリーやと思っています。
実際に“今まで販売したきたバッテリーの中でも”このバッテリーは長持ちするなぁって感じです。
それに、性能などを考えると実売価格がそこそこ安いのでお客様の負担が少ないっていうのもおすすめ理由の1つですね。
ただ、店舗(カー用品店やガソリンスタンドなど)で買うのであれば販売(実売)価格が高いので、おすすすめ度は微妙なところです。
でも、ネットショップなどではけっこう安く売っているバッテリーです。
それと、たぶん車屋(修理屋)なども安く売っているかもしれませんね。(仕入れ価格は、そこそこ安いのでおっさんの店では安く売っています)
他のメーカーにも同じような商品がありますが、「効果(性能)」と「価格」でのコスパで考えるこの2つのどっちかって感じです。
サイズや種類(アイドリングストップ用など)も多くあって、ほとんどの車に合うモノがあるので1度ネットで価格を調べてみてはどうでしょうか。
・バッテリーのサイズ・種類を調べるには → パナソニック バッテリー適合検索
まとめ
「あまり乗らないからバッテリーが上がってしまう」って困っている人ってけっこう多いんですよね。
正直、対策(予防)は個人や車屋(修理屋)で、いろいろ考え方があって車種や保管の状況などで、コレが正解って言うのは無いと思います。
でも、やっぱりおっさんは、上記で説明した“バッテリを高性能(長持ちタイプ)に交換する”のが手っ取り早い方法(対策)やと思います。
それと上記で説明したように、“ネットでの価格ぐらいで買えたらおすすめ”って考え方なので、店舗で買うのであれば、どうかなぁ?って感じです。
ちなみにおっさんの店は、他で高く売っている高性能なバッテリーでも安くさせてもらっているので、お客様にとっては一番良い方法やと思っています。
ま~、お客様が普通に他の店舗で売っている価格帯で売るのを許してくれないだけなんでけすどねぇ(^^;)