レギュラー仕様の車にハイオクガソリンを入れて燃費は上がるのか?

おっさんの独り言

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

お客様と何気ない世間話をしていると、

「普通(レギュラー仕様)の車にハイオク入れたら車にええの?燃費とか上がるの?」

って感じのことを、たまに聞かれたりすることがあります。

レギュラーガソリン仕様の車に価格が高いハイオクを入れたほうが車に良くパワーや寿命、とくに燃費が上がるんじゃないかという素朴な疑問です。

なんとなく、レギュラーより価格が高い分、それなりに効果があると思っちゃいますよね。

しかし、基本的には「ほとんど(何も)変わらない」「効果(意味)はない」っていうのが一般的な答えです。

ただ、おっさんはお客様に、

「1回ハイオク入れて燃費比べてみてはどうですか?乗り方や環境、その(個々の)車両によって上がる場合があるかも」

って答えたりしてます。

そこで、難しい説明や理屈は抜きにして、おっさんの中古車屋の経験からの考え方を簡単に説明したいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

基本は「何もかわらない」が一般的な考え方

使用するガソリンの種類についてはネットで調べてみたら、いろんなサイトで説明や検証をしていますね。

ただ、多くのサイトで「基本的には効果がない」って同じよう感じです。

「その車種に指定されたガソリンを入れるのがベスト!」

って答えが多いです。単純に車屋からしても、ごもっともな意見で正解やと思います。

そもそも、ガソリンに関してはエンジンオイルのように「高価なモノ(グレード)=性能が良い」といったモノ(考え方)ではないです。

エンジンの仕様に合わせたガソリンの種類(オクタン価)の違いといった考え方です。

ガソリンのオクタン価については、いろんなサイトで詳しく説明してますので、ここでは省略します(^^;)

ま~、簡単にいうと普通のエンジンにはレギュラー、スポーツカーや高級車などの高性能エンジンにはハイオクって感じです。

高性能エンジンは、指定(カタログなどの数値)のパワーを出すためにエンジンオイルの種類なども細かい条件があります。

単純な言い方をすれば、ハイオク仕様となっているのもその中の1つです。

なので、レギュラー仕様の普通のエンジンにハイオクを入れても「意味がない」「性能は上がらない」といった考え方が一般的で正解です。

個々の車によっては効果がある場合もある!

でも、おっさんの経験やいろんなお客様の話を聞いていると中には、

「少し燃費がよくなった」「気持ちパワーが上がった」

などの話をちょくちょく聞いたり、実際に感じたこともあります。

車って不思議なことに乗り方・使い方・環境などにより、車1台1台ごとにエンジンオイルやガソリンなどの相性ってあるんですよね。

よく聞くのは、年数の経っている古い車多走行の車などの場合です。

新車の時よりもエンジンのパワーが下がっているので、ハイオクを入れることにより少しパワーが戻り(上がり)、燃費が良くなるといった感じです。

エンジンのパワーが上がると加速時や同じ速度で走っていてもアクセルを踏む量が減りますのでその分、燃費は良くなりますよね。

たしかにハイオクでパワーが上がるという意味ではなく、パワーを回復させるといった意味では効果があるかもしれまん。

おっさんは中古車屋なので、このような話はよく聞いたりします。

逆に新車に近い新しい車などは、一般的な乗り方・使い方でハイオクにして燃費が上がったって話は、ほとんど聞かないです。

とくに最近の車のほとんどは、コンピューターでエンジン制御していて常に最適な燃費に自動調整しているのでガソリンを変えたぐらいでは何も変わらないです。

そもそも、この低燃費自動車の時代にそれで燃費が上がるならメーカーは苦労して低燃費自動車の開発をしてないですよね(^^;)

しかし、これもまた乗り方・使い方・環境によって一概ではないと思います。

坂道の多い地域、通勤や仕事での使い方では、「ハイオク入れて燃費が良くなった」って話もたま~に聞きます。

なので、おっさんは、

車種ではなく使い方や相性によって、個々の車で燃費が良くなるな可能性はあるかも!

って思ってます。

スポンサーリンク

ハイオクに入っている「清掃剤」って効果あるの?

ハイオクには、レギュラーにない「エンジン清掃剤(添加剤)」などが含まれています。

エンジン内部をキレイな状態にする(保つ)もので、エンジンに優しいと言われますね。

そのことにより、

エンジンに調子が良くなる=パワーが上がる=燃費が良くなる

って感じです。この清掃剤も「ハイオクを入れようかなぁ」って思う1つの要素ですね。

ただ、正直なところ実感できるほどの効果は、ほとんどないと思います。

一昔前のハイオク(オクタン価を上げるため)には、成分にエンジンを汚す物質が入っていたため、それを防止するために洗浄剤を入れていました。

しかし、現在のハイオクは、そのようなことはないので単に商品価値を上がるためのモノの1つって感じになっています。

正直、その辺りを考えるのであれば市販されている清掃剤(添加剤)などを使うほうが、効果もあってコスト面でもイイですね。

なので、ハイオクを入れようかなって考える時に「清掃剤が入っているから」って思うのは、あまり意味がないかなぁって思います。

1度、試してみるのもイイかも!

レギュラーとハイオクの価格の差は、リッター10円ぐらいですよね。

簡単にいうと、この10円の差よりも燃費が良くなったり、エンジン調子が良くなったと感じることが出来ればハイオクを入れたほうがイイってことです。

燃費でいうと、リッター10kmぐらいの車であれば0.5~1kmぐらい良くなればハイオクを入れたほうが良いって計算になると思います。

これぐらい燃費が良くなるってことは、実際にパワーも上がっている(回復している)と思いますしエンジンとの相性もかなりイイと思います。

ただ、ハイオクを入れて気持ち燃費が良くなったと感じるのは、年数が経っていて走行距離もそこそこ車で10台に1台ぐらいかなぁって感じです。

確率としては1割ぐらいってところじゃないでしょうか。

もし、「ハイオクを入れたら変わるんかなぁ?」って思うのであれば1度試してみる価値はあると思います。

1回ハイオクを入れてみて燃費を計ってみたり、加速や坂道などの力強さなどを比べてみたりするもの良いかもしれません。

それで、価格の差よりも効果が大きいと自分で実感出来るのであれば、当たりですよね!

まとめ

ちなみに、おっさんも乗っていた車ははじめの時に全て試してはいますが、5台中1台だけ効果がありましたね。

ほんの気持ち程度でしたがその車に乗っていた時は、ず~っとハイオクを入れてました。

ただ、レギュラー仕様にハイオクを入れると稀に逆効果で燃費が少し悪くなったり調子が悪くなるって事もあったりしますが壊れたりはしないです。

こういう事は基本的には考えにくい(ほとんど無い)ですが、やっぱり不思議な事に個々の車(個体差)で違ってきたりします。

それと、逆にハイオク仕様にケチってレギュラーガソリンを入れるのオススメ出来ません!っていうか調子が悪くなる可能性が高いです。

「乗っても何も変わらへんし、ガソリン代も安くなるし」って人もたま~にいますが、やっぱり止めといたほうがいいですね(^^;)

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

車屋のおっさんをフォローする
おっさんの独り言
この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
車屋のおっさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク