N-WGNカスタム(JH1)の新車を購入したお客様から
「純正ホーンの “プップー” は嫌やからホーンを交換して!」
との依頼で、社外品ホーンに交換(取付け)作業です!
年々、小型車や軽自動車の装備や機能は普通車並みになってきていますが、ホーン(音)は昔から変わらず今でもショボいですもんね(^^;)
なので、小さい車ほどホーンを社外品に交換したいって人は多いんじゃないでしょうか。
ただ、エンジンルームも狭い(小さい)ため、取付場所が少なく作業が面倒くさくなることが多いんですよね。
そこで、軽自動車(小型車)の社外品ホーンの交換(取付け)方法の、ちょこっとしたポイントを説明していきます。
車種: N-WANカスタム(DBA-JH1) グレード: SSパッケージ 2017(H29)年式
おすすめのホーンは「アルファーIIコンパクト」
今回は、ホーンと一緒に「リレーとハーネスのセット」もを購入。
おっさんはいつも配線(リレー関係)は、その車両に合わせて作ったりもするんですが、リレーの在庫が無かったんで、ついでに定番の「ハーネスセット」を購入しました。
取り替える社外品ホーンはお客様から「お任せ!」だったので、おっさんが選んだのは
ミツバ アルファーIIコンパクト HOS-04G 商品ページはこちら
ホーンでは定番メーカー「ミツバ」で、その中でもド定番の「アルファーⅡ」をそのまま少し小さくした、取付けスペースが少ない小型車や軽自動車用って商品です。
とりあえず、純正ホーンの音がショボクて「単純に大きい音がイイ!」って感じであれば、お手軽価格でベタで信頼がある「ミツバのホーン」ですよね。
「ミツバ」の中でも色々なホーンがありますが、やっぱり小さい車に取り付ける場合の選ぶポイントとしては「本体の大きさ」が重要になってきます。
その次に「音」「価格」「好み」ですが、お客様の希望が無かったので無難に選んでいくとコレになっちゃいます。
それと、取付場所がもっと狭い(少ない)軽自動車などに取り付ける場合は、さらに小型で安い「ブライドホーン」っていうものあります。
この辺りは取り付ける車種や音の好みで選ぶって感じやと思います。
リレーって必要?
ホーンを社外品に交換する時、リレーも一緒に取り付けるかどうか悩む人も多いと思います。
ホーンによっては「リレー不要」ってモノもたくさんありますもんね。
ただおっさんは、ホーンの種類や取り付ける車種に関係なく、とりあえず必ずリレーも取り付けています。
車種によってどうか調べたりするのが面倒くさいってのもあるんですが、経験上リレーを取り付けたほうが「ちゃんとした音が鳴る」って思っています。
ホーンを交換する理由としては、やっぱり「純正より大きい音(迫力のある音にしたい」っていうのがほとんどやと思います。
そうなると、純正より多く電気の容量(消費電力)が必要になることがほとんどです。
なので、純正のホーンの配線(電気の容量)をそのまま繋げたら、電気の容量不足でちゃんとした(完全な)キレイな音が鳴らないことが多いです。
とくに純正がショボいシングルホーンの場合は、リレー不要って商品であっても、ほとんどのモノはキレイに鳴らないと思います。
普通に純正ホーンが鳴るのに、せっかく社外品のホーンに変えるんだから、やっぱりちゃんと(完全に)鳴るようにしたほうがイイですもんね。
この辺りの考え方は、「どれくらい音が大きく(ちゃんと)鳴ったらいいか」とかで人それぞれ変わってくるとは思いますけど(^^;)
必ずリレーが必要な場合は?
社外品のホーンの種類や純正ホーンの大きさ・数に関わらず、リレーが必要なのは「フューズが他の電装品と一緒になっている」って場合です。
年々、軽自動車などはホーンとブレーキーランプやハザードランプなどの電装品と同じ回路(電源・フューズ)になっている車種が多くなってきています。
音の大きい社外品ホーンに変えると容量不足で音がちゃんと鳴らないどころかフューズが切れる場合があるので、リレーは必要です。
この車種ごとのフューズの確認は、その車両のフューズボックスや車の取説を見れば簡単に分かります。
おすすめのリレーは?
リレー自体は25~30Aの4極リレーのなるべく防水タイプであれば何でもOKです。
とくにリレー自体は簡単に壊れるような部品じゃないので、防水さえしっかりしていれば安いモノでもOKです。
まぁ、防水じゃなくても洗車の時など直接、水がかからない場所(バッテリー付近など)に取り付けするのであれば、普通のモノでも大丈夫やと思いますけど(^^;)
ただ、リレーの配線を作るのに配線や端子、電装工具などを持っていなければ、「ホーン用のセット物」を買ったほうが簡単で楽で便利ですね。
いろんなモノが売られていますが、定番で価格もお手頃なのは
ミツバ ホーンハーネスセット SZ-1133 商品ページはこちら
汎用品なので、とりあえずどんな車種でもこれがあれば普通に(少し加工が必要になるけど)取り付けられるって感じです。
配線の長さも十分あるので、軽自動車から大きな車まで問題ないですね。
取付け作業
ほとんどの小型車や軽自動車のホーンの取付け場所は、スペース的にバンパーの奥(ヘッドライトの下付近)に取付することが多いです。
なので、とりあえずバンパーは外さないといけないですがホーン交換で一番面倒くさいのは、やっぱりバンパー外しですね(^^;)
もちろん、N-ワゴンもバンパーの中ぐらいしか取り付け場所が見当たらないので、バンパーを外して取付け場所の確認です。
車種によっては、取付け場所をかなり迷うこともありますが、N-ワゴンはヘッドライトの下にかなり余裕があって取付場所がだいたい決まってます。
まずは、ホーン本体(2つ)の取付けをしていきます。
運転席側のヘッドライト下付近にちょうどいい所にボルト(6mm)を付けれる穴があるので1つはココで決まりですね。
もう1つも助手席側のヘッドライト下付近に取り付けます。
ボルト取り付けの穴はなかったですが、車両側のボルトの長さにほんの少し余裕があったので、そこにナットで取り付けます。
この車両は取付場所を悩まず簡単でしたね。いつも、もうちょっと悩んだりステーをかましたりするんですけど(^^;)
ここで本体の取付けのポイントは、多少揺れても他の部分(車両側)に当たらないように取り付けるってところです。
本体が少しでもどこかに当たっていると、音の響き方がかなり変わってきて本来の音が出ないので要注意です!
ちなみに、車両に取り付けるためのボルトやナットなどは、ホーンには付属していないので車両に合わせて別途用意しないといけないです。
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リレーと配線の取付け
ハーネスセットの中身はこんな感じ。やっぱり付属のタイラップ(結束バンド)の数は少なくて、もうちょっと用意しておいたほうがいいですね。
ちなみに純正ホーンの端子別の配線方法は→ ミツバ ホーンの配線方法
やっぱり汎用品なので、この車両の取り付け(寸法)に合わせて少しやり直します。
バッテリーが助手席側(エンジンルーム内の左側)にあるので、バッテリー線(赤)の長さを考えて、左ヘッドライト下から線を引き込んでいきます。
そして、ホーン線(黄色1本)と純正ホーンに繋ぐ線(青色2本)を運転席側まで引っ張っていきます。
ほとんどの軽自動車の純正ホーンはシングルホーンで1端子なので、青色線の1つは純正ホーン端子を外してその線に接続して、もう1つの青色線をボディーアースします。
そして、黄色線(+)をホーンに接続して、付属のアース線(黒)をホーンに繋げボディーアースします。
全ての線を繋げたら、最後に配線を邪魔にならないようにまとめて右側は完了です。
次に左側も同じように配線を接続してまとめていきます。
黄色線(+)は2本とも長さが一緒なので、左側がかなり余ったので、おっさんは線を切って長さを調整します。
べつに余った線は、まとめておけば問題ないですが、おっさんのただの配線の見た目での自己満足です(^^)
配線(とくに+線)を切って繋げ直す場合は、振動や劣化などで外れないようにハンダなどでしっかり仕上げたほうが間違いないですね。
リレーも固定して左側の作業も完了です。
そして、電源線(赤)を直接バッテリー(+)に取り付けます。
あとは、ヒューズホルダーはいつでも見れるような所に固定して余った配線をまとめて配線の取付作業は完了です。
最後にホーンを鳴らしてみて、配線や接続やホーンが車両側の部品に接触していないかを確認してOKであれば、バンパーを元通りに取り付けて作業完了です。
まとめ
社外品ホーンの交換をカー用品店などで購入から取付けを全てしてもらうと、そこそこ費用がかかっちゃうと思います。
なので、ホーン交換ぐらいであれば自分でやってみようって人も多いと思います。
車種別の取り付け方法やリレーの仕組みなどが分からなくてもネットで簡単に調べられますし、作業自体は難しいこともないと思います。
なので、自分でするかどうか迷っている人はチャレンジしてみてはどうでしょうか!
ただやっぱり、ホーン交換で一番「コレするの嫌やなぁ」ってところはバンパー外しやと思います。
バンパーだけは、外し方を分かっていても慣れていないとけっこう難しいですもんね。