この時代、車にはカーナビと同じようにETC(車載器)が付いているのって当たり前になっていますよね。
なので、車を所有していれば、ほとんどの人がETCカードを持っていると思います。
ただ、ETCカードに関しては、クレジットカードのように自分に合ったカード選び(カード会社選び)をしていない人って、けっこう多いんですよね。
ま~、今のところETCカードの使い方って基本的にどこのETCカードでも一緒なので、
「とりあえず、今持っているカードの会社で作って1枚持っていればええかな」
って感じの人が多いんじゃないでしょうか。
たぶん、それが普通やと思いますし、実際にお客様とETCカードの話をしていても、
「ETCカード作った時、カードの比較とかしたかなぁ?テキトーに作ったんちゃうかな、覚えてないわ」
って感じがやっぱり多いです。
でも、クレジットカードみたいに自分に合ったETCカード選びがあったりして、それによって人それぞれ得とか損もあると思うんですよね。
ETCカードってどうやって作るの?カードの種類は?
ETCカードの作り方(申込み方)として大きく分けて、
- クレジットカードのオプションカードとしてクレジット会社に申し込む
- ETCカードのみ(コーポレートカードなど)を組合や日本高速道路㈱に申し込む
の2パターンです。
クレジットカードのオプションでETCカード
個人の場合、ETCカードを作る方法としては一般的で、ほとんどの人はこの方法です。
クレジットカードを持っていれば、審査や新規契約などの手続きはありませし、電話やネットで追加カードとして簡単に申込み(手続き)が出来ます。
ほとんどのカード会社で、とくに発行手数料などもかからず、年会費も無料や500円ぐらいで気軽に持てます。
ただ、基本的にはクレジット会社でETCカードを作る(申し込む)場合はETCカード単体で申し込むことは出来きないです。
なので、同じ会社のクレジットカードを持っていない場合、ETCカードを作る為に新規にクレジットカードを申し込まなといけないです。
ETCカードのみ(ETCパーソナルカード)
一般的にはあまり個人では持たない(申し込まない)ETCカードで、とくに理由がない限りおすすめしないETCカードです。
クレジット会社が発行するものではなく、高速道路6会社が共同で発行する有料道路だけに使用を限定したETCカードになります。
クレジットカードを持っていない(どっちかっていうとクレジットカードを作れない)人のためのETCカードです。
個人で普通の使い方でクレジットカード付帯のETCカードを作れる人にとっては、メリットはあまり(ほとんど?)なくデメリットしかないカードですね。
どんなデメリットかというと、
- 発行手数料や年会費がいる場合がほとんど
- クレジットカードみたいにポイントがつかない
- 保証金(デポジット・委託金)が必要
- 保証金によって利用制限がある
って感じで、あまり普通の人には関係のないETCカードです。
ETCカードのみ 仕事用(ETCコーポレートカード)
ETCコーポレートカードは、日本高速道路㈱が発行する法人(個人事業主)向けの仕事用のETCカードです。
ETCパーソナルカードと同じでETCのみの発行で、年会費や保証金がいるカードです。
ただ、このカードの大きなメリット(違い)は「大口・多頻度割引」などの割引制度があることです。
「仕事で高速(有料)道路をよく使う場合には、かなり割引があってお得なETCカード」って感じですね。
ただ、仕事用のカードなので、使用制限や決まり事(利用規約)が厳密に定められているいますが、それでも料金面で大きなメリットのあるカードです。
申込は、日本高速道路㈱に直接申し込めますが、手続きが簡単で少しメリットがある「共同組合」から申し込む人(法人)が多いです。
なので、このカードを使っている人は「組合系の高速が安くなるETCカード」って言う人が多いですね。
ちなみに、ネットでよく見かける共同組合は、
会社選びはクレジットカード選びと同じ考え方で!
ETCカードとクレジットカードの違いは、
- ETCカードは、高速の料金所(ETCレーン)やETC対応場所(ETC2.0)のみ使用できる。その他の支払い(買い物)などは出来ない。
- クレジットカードは、高速の料金所(ETCレーン)などには使用出来ない。
の使い方の違いだけですね。
「請求書・請求先(引落口座)」「カード会社のポイント」などは、クレジットカードの一部(オプション)になりますので、全く同じです。
買い物などのカード払いと同じような感じでクレジットカードの請求書(明細書)に記載されると思います。
なので、使い方(用途)以外はクレジットカードと同じという考え方でカード選び方をしたほうがイイです。
クレジット会社によって年会費が無料と有料がある
クレジットカードの選び方で、やっぱり一番のポイントが「年会費が無料か有料か」やと思います。
その次に「利用ポイント」や「よく利用する店舗など買い物に割引サービスがあるか」などですよね。
ここで気を付けないといけないポイントが、クレジットカードが年会費無料だからといってETCカードも同じように無料とは限りません。
何気に今もっている年会費無料のクレジットカードで知らずにETCカードだけ年会費を払っている人って、けっこう多いと思います。
とくにクレジットカードも使わず、あまり高速も乗らない人は明細書も見ないことが多いので年会費に気づいてないって感じですね。
なので、クレジットカードが年会費無料だからETCカード年会費無料と何となく思っている人は一度調べたほうがイイと思います。
気に入ったクレジットカード(ブランドが好き・ポイントが多いなど)で分かっていてETCカードの年会費を払っている人は別ですけどね(^^;)
ポイントもカード選びの重要な条件
よくETCを使う人(高速をよく乗る人)は、もちろん利用金額が大きくなるので、カード会社のポイントもかなり多くなりますよね。
とくに通勤で高速を使っている人や仕事でも自分のETCを使っているって人には、このポイントはかなり大きいです。
それにクレジット会社によって様々なポイントサービスがありますもんね。
クレジットカード内の買い物と同じポイントになるので、買い物なのでポイントを集めている人であれば、カード選びの1番の条件になるんじゃないでしょうか。
仮に年会費がいるとしてもポイントで選んだほうが、お得って場合もありますし。
ETC専用カードとETC一体型カード どちらを選ぶ?
クレジット会社でETCカードを作る場合、ほとんどのカード会社は2種類のカードのタイプから選ぶようになります。
- ETCカード(専用) 上記で説明したETC専用のカード
- ETC一体型カード クレジットカードとETCカードが1つになっているカード
になります。ただ!、
ここは迷わずETC専用のカードをおすすめします!
理由としては、単純にETCカードをETC車載器に挿しっぱなしにしている人が多いからです。
車屋もETCカードが普及し始めた頃は「使用しない時は、念のためにETCカードを抜いて下さい」などとお客様に説明していました。
しかし、今までETCカードが盗まれた被害などほとんど聞かないので、最近では挿しっぱなしでも問題ないかなぁっていう車屋が多いと思います。
でも、「ETC一体型クレジットカード」であれば、車の盗難・車上荒らしなど室内品の盗難があった時は、クレジットカードが盗まれたってことになります。
これは大変なことになりますね…
しかし、ETC専用カードであれば、盗まれても使い道はETCのみになります。
高速料金所やETCの使える所であれば、必ず車両情報や日時などが記録されますので、泥棒は決して使わないです。(たぶん、盗みもしないです。)
なので、特別な理由がない限りETC専用カード(普通のETCカード)を選んだほうが間違いないです!
ETCカードの挿しっぱなしって壊れない?
ちなみに、ETCカードは熱に弱いので挿しっぱなしにしていると夏の暑い時期など熱によって壊れる(不具合が起きる)って意見も多いです。
「ICチップの故障」」や「カード自体の変形」で、カードが使用出来なくなってしまってカードの交換が必要になってしまうって感じです。
たしかにカード会社もカードの使用方法で、そういった注意をしています。
ただ、おっさんの住む大阪では、挿しっぱなしでの熱によるカードの故障っていうのは、ほとんど聞いたことはないのでどうなんかなぁってところです。
なので、やっぱり地域とかETC車載器の位置などによって起こる可能性があると思うので、挿しっぱなしは自己責任って感じですね(^^;)
まとめ
ETCカードに関しては車に使うモノですが、基本はクレジット会社の取り扱いになるので、あまり車屋はお客様に説明したりしないと思います。
もちろん、おっさんの店もそうですが車屋はオートローンの取扱い店(クレジット会社の加盟店)なので、オリコなどのETCカードの申込窓口にはなっています。
でも、車屋(中古車屋)からETCカードを作るって人は少ないと思います。店側もあまり積極的に勧めたりしないですし。
新車ディーラーは車のローンを組んだ時にけっこう勧めてくるらしいですけど…ノルマみたいなものがあるんでしょうね(^^;)
やっぱり、自分の持っている普段の買い物などに使っているメインのクレジット会社でETCカードを作っている人が多いと思います。
ってことで、いろいろ説明しましたが車屋の考え方というより、おっさん個人の勝手な考え方でした(^^;)