ひと昔前のボディー(塗装面)の保護や手入れのイメージといえば
「洗車をしたら面倒くさいけどワックスがけもやっておこう!」
っていうのが、普通でしたよね。
ただ今では、ボディーの「保護」「撥水」「ツヤ出し」でいえば、スプレータイプのコーティング剤が主流になっています。
理由としては、固形ワックスに比べて「簡単」「楽」「そこそこ耐久性・効果がある」ってところですね。
それと新車購入時などに、オプションの「ボディーコーティング」をする人が増え、ワックスがけが不要になったってのも大きな理由の1つです。
でも、まだまだ固形のワックスをかけている人(ワックス派)も多いと思います。
それでは何故、手間や時間がかかるワックスがけをするのかといえば
簡単なスプレータイプではなかなか味わえない効果(仕上がりと満足感)がある!
からです。
ワックスのメリット(効果)って?
よくお客様から、洗車の時のワックスがけ(ボディーの保護など)について
「今は、スプレータイプのコーティングでも十分なんじゃないの?(でしょ?)」
って聞かれる(確認される)ことが多いです。
たしかに「撥水」「ボディー保護」「耐久性」でいえば、簡単なスプレータイプのモノでも十分に効果はあるかなぁって思います。
それに耐久性(持続性)だけでいえばワックスより良い商品はたくさんあります。
でも、見た目の「艶(光沢)」に関しては、やっぱりWAXのほうがイイですね。
ただ、新車時やボディーコーティング(プロの施工)をしている塗装の良い状態の車であれば、仕上がり(見た目)もあんまり変わらないです。
もともとボディーの艶もありますし。正直、手間と時間をかけたからキレイになった!って自己満足の範囲になるかもしれません(^^;)
でも、年数の経っていてボディーもそれなりに劣化している(艶がなくなってきている)車であれば、やっぱり仕上がりが違ってきます。
よく言われるのが「深みのある艶(光沢)」が出たり、そこそこ膜(膜厚感)があるので洗車キズなどの薄キズが目立たなくなります。
とくに黒や紺などの濃い色で少しあせているって感じであれば「艶が復活した!」って感じになったりして効果は分かりやすいです。
スプレータイプのモノも艶出し効果などを売り文句にしている商品もたくさんありますが、やっぱりワックス(固形タイプ)には勝てないと思います。
それと触った感じも違います。WAX独特のボディーがツルッツルって感じになります。
「ワックス、効いてるね~、キレイになった(^o^)」
って、手間をかけた分、単純(明確)に満足出来ると思います。
まぁ、簡単にワックスの大きな効果(メリット)は、やっぱり「見た目」です!
ワックスならではの「光沢」と「手触り」が味わえます。
それと、価格帯や種類もスプレータイプの商品と比べるとワックスのほうが安いモノから高いモノまで(効果に比例した価格帯が)あって
価格で自分に合った効果の商品を選びやすい(選択肢が多い)!
っていうのもメリットの1つやと思います。
どんな人向け?デメリットは?
ここまで読んでもらって
「それやったら、ワックスがけしてみようかなぁ」
って思う人もいると思いますが、正直この時代、車を自分で洗車する全ての人におすすめするって感じでもないです(^^;)
簡単で楽なスプレータイプと違って、ワックスがけは
製品(商品の価格)や作業(手間・丁寧さ)と効果(仕上がり度)は比例する
ってモノなんですよね。
なので、ある程度「車をキレイにするために手間と時間をかけよう」って感じの人に、おすすめするモノって感じやと思います。
逆に「とりあえず簡単(テキトー)に塗って拭き取ろう」って感じで作業するのであれば、あまりおすすめは出来ないかなぁって思います。
やっぱりワックスがけってテキトーにしちゃうと拭き残しがあったりムラムラになって逆に見た目(仕上がり)が悪くなっちゃいます。
それに、耐久性(持続性)も平均的なモノなら1か月程度なので、マメに洗車とワックスがけをしないと効果を持続させられません。
ってことで、デメリットをまとめてみると
- 手間と時間がかかって面倒くさい。けっこう作業はしんどい、疲れる
- 丁寧にワックスがけしないと、あまり意味がない。効果が実感できない
- 継続(月1ぐらい)して洗車・ワックスがけしないと、キレイさ(効果)を維持できない
- ほったらかしにすると、水アカなどが付きやすく汚れやすくなる
って感じで、とりあえず、ワックスがけは面倒くさいってところです(^^;)
スプレータイプが無くワックスがけしか方法がない時代は塗装面の保護のために、テキトーでも何もしないよりはマシって感じでした。
でも、今は固形ワックスを選ぶ理由としては「より車をキレイにするため!」って感じになってきています。
なので、マメに洗車する人で、丁寧に手間と時間をかけ、自分の車に合ったワックス(商品)選びを出来る人が向いているって思います。
おおまかにいえば、車が趣味で好きな人・洗車好きの人におすすめって感じですね。
「まぁ、簡単に出来るんやったらそこそこの効果でええねん」って人には、やっぱり簡単で楽なコーティングスプレーがオススメやと思います。
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固形ワックスの選び方のポイント
固形ワックスって一言でいっても多くの洗車道具メーカーから色んなタイプ(グレード)・価格帯の商品が発売されています。
それに、メーカーやタイプ、価格帯によってかなり「艶(光沢)」「撥水の感じ」「耐久性(持続力」などが変わってきます。
正直、車の色・コーティングの有無や自分の好みにあった仕上がり(艶の出かた)や撥水の感じで、なかなか商品選びは難しいかもしれません。
そこで、簡単(単純)な選ぶポイントとしては「価格」です。
ワックス(製品)の良さは、製法(作り方)よりも主成分でかなり違ってきます。
艶出し(光沢)効果で良いとされる「カルナバ蝋(ロウ)」がどれだけ使われているかで価格も変わってきます。
そして、より高品質の「カルナバ蝋」が使われているほど価格が高くなって、効果(仕上がり)や使いやすさも良くなっていきます。
価格帯の目安としては販売価格(実売価格)で1,500円ぐらいからがおすすめですね。
これぐらいの価格以上のものであれば、面倒くさいWAXがけをした分だけの効果(仕上がり感や艶など)が実感出来てくると思います。
「説明はかまり良さそうだけど、価格はけっこう安い」ってモノもたくさん売っていますが正直、やっぱり安くなるほど(価格に比例して)
「撥水効果はあるけど、仕上がりは油を塗っただけのテカテカな感じ」
って感じのモノが多くなりますね。
おすすめのワックスは?
はい、おっさんのおすすめは「シュアラスター(メーカー)」のワックスです!
洗車用品などを扱う老舗カーケアブランドで「ワックスといえばシュアラスター」っていうぐらいベタなメーカーですね。
それに新車ディーラーなどでも指定用品にされているぐらい安心感のあるメーカーです。
おっさんがおすすめする理由としては、単純によく売られている価格帯のワックスの中で一番、仕上がりが自然で使いやすかったからです。
ちょっと細かくいうと
- 下位グレードでもけっこう自然な仕上がり。安いワックスのようにテカテカにはならない
- よく伸びるので塗りやすくて作業も楽。ベタ塗り(無駄な塗り)を防げてコスパはイイ。
- 薄く塗れて、しかもちゃんと塗れているので拭き取りが楽。拭き残しを防げる
ってところです。
それと、「全色OK(対応)」と「コーティング車にもOK」ってところも魅力ですね。
シュアラスターの中でも多くの種類(グレード)がありますが、基本的なところは一緒で、価格に応じて効果(艶の良さなど)が良くなっていくって感じです。
ちなみにおっさんのおすすめのグレード(商品)は
ザ・シュアラスター 100g S-12
ブルーレーベル(スタンダードなシリーズ 4種類)の上から2つ目のグレードで容量が少ないタイプ(ジュニア)です。
価格もさほど高くなく(お手頃価格?)で売れ筋グレードで使いやすく、シュアラスターのワックスの効果(良さ)もちゃんと実感できるグレードやと思います。
初めてワックスって人であれば、もう1つ下の(価格の安い)グレード「インパクトマスター フィニッシュ 100g S-06」でも十分かなっとも思いますけど。
まぁでも、せっかくワックスがけをするのであれば、ワックス自体もそこそこ良いモノを使ったほうがイイんじゃないかなぁって感じです。
っていうか、商品(グレード)選びに迷っているのであれば、とりあえずこの辺りを使ってみたらってところですね。
そして「もっと効果の良いモノにしたい」っていうふうになったら、価格の高い上のグレードに変えていってみてはどうでしょうか。
まとめ
正直、おっさんは自分の車にスプレータイプのコーティング剤を使っています。
ちなみに使っているのは「ワコーズ バリアスコート」です。
だってワックスがけって、やっぱり面倒くさいですもん(^^;)
ただ、プロ施工などお金をかけずに自分で車(外装)をキレイに維持する方法としては、今でもワックスがけが一番イイかなぁって思っています。
やっぱり、手間や時間をかけた分、車の状態が良くなっていくっていうのが車好きの人や洗車好きの人にとっては、たまらないですよね。
って感じで、「やっぱりワックスがけは車にとってイイですよ!」ってお話でした。