ワイパーゴムの種類・選び方 ノーマル/グラファイト/撥水?

日ごろのメンテナンス・修理

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ワイパーゴムやブレードを交換しようと思って買いに行ったりネットで調べた時に、

「けっこう種類とかいろいろあるなぁ、どれにしたらええんやろ~?」

って思ったことがある人って多いんじゃないでしょうか。

ワイパー選びで一番大事な「車種別適合サイズ」については、ネットで簡単に調べられるので、あまり迷ったりすることは無いと思います。

カー用品店などでの購入であれば、売り場にある車種適合表を見たり店員に聞けばすぐに分かります。

ただ、やっぱり迷うのは種類(ゴムの種類)とメーカー別のグレード選びですよね。

そこで、簡単にワイパーゴムの種類と選び方を説明をしていきます。

ちなみに、ワイパーゴムの交換時期は↓↓↓

ワイパーゴムの交換時期の目安は?フロントガラスにキズが付く前に!
ワイパーゴムって定期的に交換する消耗品の1つですが、「まだ前も普通に見えるし大丈夫やろ」って感じでほったらかしにしている人ってけっこう多いと思います。でも定期的に交換する(した方がイイ)理由ってそこだけじゃないんですよね。
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基本は3種類(タイプ)

ワイパーゴムの種類はいろいろありますが、どのメーカーでも同じように、

  • ノーマル タイプ(生ゴム・スタンダード)
  • グラファイト タイプ(ガラスコーティング車用?)
  • 撥水 タイプ(シリコンゴム)

の3種類に大きく分けて売られています。

店舗(カー用品やホームセンターなど)に買いに行っても、この3種類は必ず置いてあって、あとはメーカーや価格帯で選ぶって感じですね。

価格は、「ノーマル」が一番安く「グラファイト」「撥水」の順に高くなります。

その他にも雪の多い地域のための「雪用ワイパー」や撥水ワイパーのように付加価値のついた「油膜取りワイパー」などがあります。

ただ、この辺りのワイパー(ゴム)は、車の使い方・使用状況(地域)や好みで選ぶ感じなので、基本の種類の1つって感じではないですね。

ノーマルタイプ(生ゴム)

何も付加価値の付いていない標準的?なワイパーゴムです。

呼び方は「ノーマル」「スタンダード」「生ゴム」などいろいろですね。

商品パッケージには何も書いていなことが多いので「グラファイト」や「撥水」など書かれていないモノが、このワイパーゴムになります。

基本的に、フロントガラスにガラコなどの撥水剤やコーティングをしていない普通の状態の場合は、このタイプでOKです。

特徴といってもとくに無いので「普通のワイパーゴム」ってやつですね(^^;)

ただ、現在では「グラファイトタイプ」が普通のグレード(価格帯)のワイパーって感じになっているので、このタイプは安い価格のモノって位置付けになっています。

また、カー用品店やホームセンターでは、そもそもこのノーマルタイプは、置いていない(取り扱っていない)って店も多いいです。

なので、このタイプを選ぶポイント(理由)としてはやっぱり「価格」になります。

それと、「グラファイトタイプ」だと逆にガラス(コーティング)との相性が悪い場合などの時は、あえてこのタイプを選ぶって場合もあります。

ただ、一番安いタイプっていっても、使用していて問題(ワイパー作動時のビビりなど)がなければこのタイプで十分やと思います。

ワイパーの効きに関しては普通です。なので「とりあえず何でもいいから安いやつ」って感じの考えの人であればコレでイイと思います。

グラファイトタイプ

グラファイトタイプのワイパーゴム

出典: NWB

フロントガラスに撥水剤やコーティングをしている場合のためワイパーゴムです。

コーティングをしていると雨粒が玉になり視界が見やすくなるという利点がありますが、ワイパーにとって半乾き状態で動いていることになります。

そうなると、ワイパーとガラスに摩擦が生じ「ガガガガッ」とワイパーが跳ねたり「ジィー」と引きずっている音がすることがあります。

このような音を「ワイパーがビビっている、ビビリ音」とも言います。

この対策として、ワイパーゴム自体にグラファイト粒子などをコーティングをしてガラスとゴムの摩擦抵抗を減らしているのが「グラファイト タイプ」です。

それと、摩擦抵抗が少ないのでコーティングの撥水を長持ちさせる効果もあります。

もちろん、現在売られている「グラファイトタイプ」のほとんどの商品はコーティングをしていないガラスでも普通に使用出来ます。

なので、何もコーティングなどしていないガラスでノーマルタイプを使用していてガラスのとの相性が悪く「ビビリ音」などが出る場合にも効果的です。

価格的にも今では標準的な価格帯になっていてビビリ音対策も出来るので、現在はこのタイプがスタンダードの(一番売れている)商品になっています。

なので、何も気にせず「普通の価格帯のワイパーでいい」って人の場合は、この「グラファイトタイプ」にしとけば無難です。

ワイパーブレードに関しては、より効果を出すためのグラファイト専用としてのモノもありますが、基本的には普通(純正タイプ)のブレードでもOKです。

ちなみに車屋(修理屋)がワイパーゴムを部品屋に注文する時にタイプを指定しなければこの「グラファイトタイプ」を普通に持ってきますね。

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撥水タイプ

撥水タイプのワイパーゴム

出典: NWB

名前のとおりワイパーを使用すれば、ガラスが撥水コーティングされるいった付加価値のついたタイプです。

ワイパーゴムの材質がシリコンゴムになっていたり、独自コーティングされたゴムなどメーカーによっていろいろな種類があります。

特徴としては、そのまま「ワイパーを使用するだけで、撥水コーティングされるので楽」って感じです。

価格的には「ノーマル」「グラファイト」に比べて基本の役割以外に付加価値が付いた商品なのでちょっと高いです。

選ぶ時のポイントとしては、

「撥水コーティングはしたいけどガラコなどの撥水剤を塗るのは面倒くさい人」

など、買う人の考え方や好みになると思います。

それとこの「撥水タイプ」は、専用のワイパーブレードのほうがより効果的です。

なので、はじめはブレード・ゴムのセットを買い定期的に替えゴム(撥水)を交換するのがおすすめです。

メーカや種類ごとのグレードは価格と好みで選ぶ?

店舗などによく置いてあるワイパーのメーカー(ブランド)といえば、

  • PIAA
  • クレフィット(PIAAの中の安いグレード)
  • BOSCH
  • NWB(日本ワイパーブレード(株)

などが多く、大型カー用品店などはオリジナルの自社ブランドがあって、それをメインに販売している場合も多いです。

この中でも「PIAA」は、ほとんどのカー用品店やホームセンターで置いていますので、自分で買って交換するって人には定番メーカーって感じですね。

それとワイパーゴム(ブレード)の場合、メーカー(ブランド)やグレードで価格の差はけっこうあります。

ただ、使用した時の水ハケの違いを実感できるほど性能の差はあまり無いと思います。

どちらかと言うと、耐久性(長持ち)やコーティングをしているガラスの相性問題の対応性の違いが大きいです。

なので、簡単なメーカー選びのポイントは価格や好みでいいと思います。

実際、どのメーカーも「視界を見やすくする」といった基本性能はグレードに関わらず十分クリアしています。

正直、メーカーの違いでの性能(効果)の差っていうのは、付加価値がついた撥水ワイパーなどの種類ぐらいしか分からないと思います。

それも結局、価格の差=性能(付加価値機能)の差って感じなんですけどね。

ワイパーブレード(セットのモノ)の場合は、デザインなど見た目にカッコイイものもありますので、好きなメーカーや気に入ったグレード(形)で選ぶ人が多いです。

なので、「高いものは性能がいい、安いものは性能が悪い」という考え方ではなく、

「基本的な性能は同じだけど付加価値(ブランドや独自の機能・特徴)が価格の差」

って思って選んでいいと思います。

ネットでかなり安く売っているモノはどうなの?

正直、ネットなどで極端に価格の安いワイパーゴム(メーカー不明)なども多数ありますが、その辺りは何とも言えないですね。

ワイパーゴム自体の性能が悪いというより「ゴムがちぎれかけている」「ゴムが変形している」といった初期不良が多いっていう話をよく聞きます。

あと、やっぱり耐久性もどうなのかなぁって感じです。

なので、ネットで極端に安いモノを購入する時は、それなりに当たり・はずれが大きいと思っていたほうがいいかもしれないですね。

安く売っているワイパーが全てダメってわけでも無いですが、車屋的にはあまりオススメ出来ないかなぁってところです。

ま~、そんなにワイパーゴムって高いモノでもないんで、店舗などで売っているメーカーモノのほうが無難でいいんじゃないでしょうか。

まとめ

お客様から「どのワイパーを選んだらいいの?」ってピンポイントで聞かれた時に、

「とりあえず、メーカは価格が少し安い”NWB”で、”グラファイトタイプ”がおすすめかな」

「”NWB”が置いて無かったら”PIAA”ですね」

って、おっさんは答えています。

理由は単純に、ベタ(安心で信頼できる)なメーカーでカー用品店やホームセンターなどに多く売られていて、お手頃価格だからです。(^^;)

それと、ワイパー選びの一番重要ポイントは「スムーズに動く(ビビらない)ものを選ぶ」ってところです。

自分の車と使い方に合ったモノを選ぶってやつですね。

それと、ワイパーゴムは消耗品なので、性能や価格よりも「定期的な交換」が大事です。

なので、購入のしやすさ(どこでも売っているメーカー)や自分にとってお手軽な価格帯と思う商品を選ぶことも大事なポイントやと思います。

長々と説明しましたが、とりあえず、メーカーやグレードなどの好みが無ければ、

価格もお手頃(標準的)で車種(ガラス)によっての相性問題も少ない「グラファイトタイプ」

にしとけば、無難でいいんじゃないかなぁって思います(^^;)

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

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