車を所有しているなら、必ずやらないといけないメンテナンス(管理)の1つが「定期的なエンジンオイル交換」です。
ところで、みなさんはいつもどこでオイル交換をしていますか?
- 家の近くにある大型カー用品店
- いつも使っているガソリンスタンド
- 車を購入した新車ディーラーや中古車店
- いつの車検や修理を頼んでいる町の車屋・修理屋
など、その人その人でいろいろやと思います。
ただ、「エンジンオイル交換だけで行く」っていうのであれば、やっぱり一番多いのは大型カー用品店じゃないでしょうか。
大阪でいうと「オートバックス」や「イエローハット」などの大型カー用品店ですね。
理由としては、オイル交換カードを作れば年会費のみで工賃無料などのサービスがありエンジンオイルの価格も安く、何より気軽に行けるってところやと思います。
でも、カー用品店っていろいろな種類(グレード)のエンジンオイルがあって、どれにしたらいいのか迷う(分からない)って人が多いんですよね。
そこで、「べつにオイルは間違ってなければ何でもいいねんけどなぁ」って人にカー用品店での簡単なエンジンオイルの選び方をお話していきます。
基本的なエンジンオイル選び方のポイントは2つ
エンジンオイルって、多くのメーカーからいろいろな種類が売られています。
ただ、おっさんがいつもお客様に説明しているオイル選びのポイントは、
- 車種ごとに指定されている「粘度(オイルの硬さ)」
- オイルのグレード「ベースオイルの種類(部分合成とか)」
の2つところを車種に合っている(指定されている)モノにして、あとは価格で選ぶって感じです。
粘度(オイルの硬さ)
エンジンオイルの缶に大きく書いてある「0W-20」「5W-30」などの数字のことです。
これは、オイルの硬さの種類になり、車種・使用状況・地域の環境(寒い地域・暖かい地域)などで選ぶことになります。
ただ、オイルの粘度に関しては車種で推奨(メーカーが指定)の粘度があります。
普通の乗り方の人であれば、その指定の粘度のオイルにするのが一般的です。
もし、自分の車の推奨の粘度が分からなければ店員に聞けばすぐに調べてくれますし、地域によって推奨粘度があるのならば、店員が教えてくれます。
なので、とくに気にすることはなく”推奨(指定)の粘度”にしておけば問題ないです。
ベースオイルの種類
簡単にいうとオイルの性能の種類で、
- 化学合成油(100%)(高性能)
- 部分合成油(そこそこの性能)
- 鉱物油(普通のオイル)
の3種類になります。価格も性能と比例して上から高い・普通・安いになります。
それでは、どれがイイのかっていうとおっさん的には「部分合成油」をおすすめしています。
理由としては、「化学合成油(100%)」は普通の車や日常的な乗り方であれば、価格の差ほど効果が実感出来ないことが多いからです。
そりゃ、性能の良いモノを使うことに越したことはないですが価格も高くなるので、普通の乗りであれば少しもったいないかなぁって感じです。
また「鉱物油」はスタンダードなオイルなのでけっして悪いって事はないです。
ただ、最近の車は燃費を上げるために「粘度の低いオイル」を推奨していて、粘度の低いオイルにするならベースオイルも上のモノのほうがイイと思います。
それに、エコカーや車の年式(古さ)などによって「燃費が悪くなる」や「パワーが落ちる」などの症状が出る場合があるという話があります。
っていうのも、同じ「鉱物油」でもモノ(製品)によって、その中でかなり性能の差(価格の差)があるんですよね。
価格の安いモノほど、同じような(成分や効果の)説明がされていてもメーカー(モノの作り方)によって差が大きいって感じです。
なので、カー用品店で売られている「鉱物油」は種類も多く性能(価格)の差もあるので、商品選びが面倒くさいかもしれません。
ま~、ディーラーや修理屋などで勧めるモノは「鉱物油」の中でもスタンダード的なモノを使っている事が多いので問題ないと思いますけど。
ってことで、「性能」「価格」「選び安さ」で考えると「部分合成油」にしとけば無難かなって感じですね。
品質規格って?
その他にエンジンオイルには「品質規格」というのがあります。
ガソリンエンジンオイルでは「SN」や「SM」など性能の分類になります。
ただ、ほとんどの売られているオイルは価格やベースオイルの種類に比例しています。
なので、普通に売られているオイルであればとくに問題なく、この品質規格はあまり気にすることはないと思いますね。
価格で選ぶ 高いオイル=性能良いオイル
カー用品に限らず、いろいろな商品(食品とか電化製品)で「高い商品は良い」「安い商品はダメ」みたいなイメージがあると思います。
逆に「メーカー(ブランドの差)」や「製品の種類」によっては価格が高い=良い商品ではないモノもあります。
ただ、エンジンオイル関しては単純に価格が高い=性能が良い(車に対しても良い)って考え方でいいと思います。
なので、一番簡単なオイル選びは価格で選ぶのが簡単です!
カー用品店では、“普通車(2000ccクラス)であれば4ℓ缶”、“軽自動車であれば3ℓ缶”で選ぶのが一般的です。
全体の価格帯でいうと、1ℓあたり、500円~1500円ぐらいだと思います。
おっさんがおすすめする「部分合成油」はメーカーにもよりますが、1ℓあたり800円~1,200円ぐらいの価格帯です。
ま~、これぐらいの価格帯のオイルを選んでおけば用途(車の使い方)に関係なく、とくに問題ないかなぁって思います。
店やオイルのメーカーで価格の差が少しあると思いますが、こだわりがなければ気にせず安い方を選んでもいいと思います。
正直、これくらいの価格帯のオイルは、メーカーによって特性など少し違ってきますが、良い悪いの差はあまりないです。
それと、カー用品店では定期的にメーカによって特売をしているのでそのオイルを選ぶのがお得ですね。
とりあえず「行った時に特売しているお得なオイル(部分合成)でいいんじゃない」って感じです。
一番簡単なのは量り売り
カー用品店では、「エンジンオイルの量り売り」をするところも多いです。
排気量別(エンジンの大きさ)で価格設定されていて、種類(性能)も3~5種類から選べるようになっています。
しかも、量り売りなのでよくある「オイルが余ったり足りなかったする」ってことがないので費用面でお得(無駄がない)ですよね。
それに、いろいろとあるオイルの中から選ぶよりも「レジに行って量り売り」って言えば済むので楽で簡単です。
とりあえず定期的にエンジンオイル交換をしないといけないからって思っているだけの人であれば、一番簡単でお買い得かもしれません。
そこで選ぶ種類ですが、「真ん中の種類(性能)のオイル」をでイイと思います。
店側も車種に関わらず普通の使い方をする人に安心しておすすめ出来るオイルを真ん中の価格に設定していることが多いです。
たぶん、種類はおっさんもおすすめしている「部分合成油」になっていると思います。
まとめ
エンジンオイルに関して一番大事なのは、オイルの種類ではなく「定期的な交換」です。
どれだけ性能の良いオイルを使っていても定期交換していないと意味がないです。
人によっては、性能の良い(高価な)オイルを使うと交換サイクルを伸ばしてもいいという考え方の人もいます。
実際に良いオイルは長期間大丈夫となっているオイルもありますけど。
でもおっさんからすれば、性能の良い(高い)オイルを使って交換サイクルを伸ばすのであれば、普通のオイルを短いサイクルで交換したほうがイイ!って考え方です。
なので、どんなオイルを使っても同じ期間(走行距離)でオイル交換をするという考え方がイイと思います。
ま~単純に「年間の交換回数」「オイル交換費用」など、お財布と相談してエンジンオイル選びをすればイイって感じですけどね(^^;)