最近の車(ガソリン車の乗用車)では、アイドリングストップって普通に付いていて当たり前の機能っていう風になっていますよね。
でも、車種や車の使い方(遊びや通勤など)、その人の考え方によって
「エコなんかもしれんけど、この機能いらんなぁ、なんか車に良くなさそう…」
って感じで、アイドリングストップ機能をOFF にしている人も多いんじゃないでしょうか。
その人の車の使い方や考え方で「メリットよりもデメリットのほう大きい?」って思う人が多いってところですね。
おっさんも、アイドリングストップはアンチ派で自分の使い方では車に良くない(デメリットのほうが大きい)って思っているので常にOFFにしています(^^;)
ただ、もちろん全ての人(車種や車の使い方))にデメリットがあるってわけでもないです。
そこで、アイドリングストップについてメリットとデメリット、どういう人にはOFFにしておいたほうがイイのかってところをお話していきます。
そもそもこの機能のメリットって本当は?
アイドリングストップのメリット(目的)は、「燃料の節約で燃費向上」と「排出ガス(CO2)の排出量の削減」です。
ガソリン代が少し安くなるのと、自動車で出来る環境対策っていう2つです。
でも、メーカーがこの機能を装備するようになった一番の目的って「カタログ燃費を上げてエコカー減税に適合(受けれるように)する為」なんですよね。
エコカー減税を受けられると「重量税」や「環境性能割(旧 取得税)」などが安くなる為、販売する側にとってもユーザーにとっても利益があるってところです。
それと、環境省のデータなどで「これぐらいの効果がある」っていうのがありますが、あくまでも決められた条件(走行条件などの燃費測定)での話になります。
なので、実際にアイドリングストップで、どこまで燃費がよくなるとか節約になるっていうのは、ちょっと微妙なところなんです。
環境に対するエコの考え方(気持ち)っていうのは人それぞれやと思いますが、燃料の節約(費用面)ってところでは、そんなに効果は無いのかなぁって思います。
それよりも、アイドリングストップをするって事よりも、この機能が車両に付いているってところが税金のところでメリットなんですよね。
実はデメリットのほうが多い?
アイドリングストップをOFFにしている(したほうがイイ?)って人の理由としては
- バッテリーの寿命が短くなる(交換サイクルが早くなる)
- 長い目で見るとエンジンなどの部品の消耗劣化が早まりそう
- 道路の状況(渋滞中など)によっては逆に燃費が悪くなる?
- エアコンも停止して効きが悪くなる(夏場は暑い)のが嫌
- 発進時のタイムラグ(エンジンがかかる時の一瞬のもたつき)が嫌
などなど、実際のデメリットとして言われているのは、こういうところです。
ただ、年式の新しい(最新の)車ほど発進時のタイムラグなどは改善されていて(スムースになって)、乗っていてあまり気にならないようにはなってきています。
でもやっぱり、それでも通常の発進時と比べて少しのタイムラグはあるので「やっぱりそれが嫌!」って人もいると思います。
正直、上記のいくつかが当てはまるのであればアイドリングストップはデメリットでしかない!っておっさんは思うのでOFFにしておいたほうが正解じゃないでしょうか。
おっさんも、この全ての事が当てはまってて、それが嫌で常にOFFにしています。
やっぱり一番のデメリットはバッテリーの消耗
車屋目線でいうと、バッテリーの寿命が短くなる(交換時期が早まる)ってところが、一番の(費用面での)デメリットやと思います。
ちなみに、どれくらい寿命が短くなるかというと、高性能バッテリーでアイドリングストップ無しの場合と比べて1~2年短くなるって言われています。
それに、アイドリングストップ車って専用のバッテリーじゃないといけないんですが、それが普通のバッテリーと比べてけっこう高いです。
なので、アイドリングストップで燃費が良くなってガソリン代が気持ち安くなったとしても、バッテリーの交換頻度が多くなったら意味が無いってなりますよね。
実際のところ、年間の走行距離や使用状況によって変わってきますが、一般的な乗り方(普段使い程度)であれば、逆にお金がかかってしまう事のほうが多いと思います。
おっさんの店でも、アイドリングストップ車のバッテリー交換をした時に
「あんまり効果(燃費の向上)もぜんぜんわからんし、バッテリーも高いし、次からOFFにしとこかなぁ」
って感じのお客様も多いですね(^^;)
エンジンや部品などに影響は?
よく言われているのは「セルモーターやエンジン内部のベアリング類、ベルト類の消耗と劣化が早まるんじゃいの?」ってところです。
そりゃ、エンジンON・OFFを頻繁に繰り返すので通常(ストップ無し)よりもその分、消耗劣化が早まるって考え方は当然ですよね。
ただ実際のところ、そこまで気にする事では無いかなぁって思います。
メーカーもその辺りの事を考えて車を作っているだろうし、アイドリングストップを使い続けたのが原因で不具合(故障)が起きたっていうのもあまり聞かないですし。
でもやっぱり、年数が経ったり走行距離が多くなった時に、エンジンの感じ(静かさだったりガチャガチャ感)に差は出てくるとは思います。
なのでこの辺りは、車を大事に長く乗り続けたいとか、車に乗る頻度(年間の走行距離)などによって考え方は変わってきますね。
まぁ、点検やオイル交換などもマメにやっていてエンジンとか全体的にイイ状態を保っておきたいって人には、デメリットになるかなぁって思います。
アイドリングストップキャンセラーが楽!
通常、アイドリングストップはエンジンをかけた時にはONの状態になっていて、手動(ボタン)でOFFにすることが出来ます。
使用状況(渋滞中など)に応じて「嫌ならOFFにしてね」って感じのボタンです。
ただ、エンジンを切ると、またONの状態に戻っちゃうので、常にOFFにしておきたい場合は毎回ボタンをおさなくてはいけないです。
コレがけっこう面倒くさいんですよね。ボタン押すのを忘れててアイドリングストップした時に「あ、そや押しとこ」ってなる人も多いと思います。
そういう人には「アイドリングストップキャンセラー」っがおすすめです!
アイドリングストップを自動でOFFしてくれるモノ(部品)で、純正オプション品ではなく社外品になりますが、けっこう便利なアイテムやと思います。
たとえば、こんなモノ、(※ 車種別でいろいろあります)
どういった機能かというと、商品で少し内容は違ってきますが
- エンジンをかけた時に自動でOFFになる(1回OFFボタンを押した状態)
- その後は、普通にボタンでON/OFFが出来る
- 通常(エンジンかけた時にON)の動作に切り替え出来る
- 価格は車種や商品によって違うが、2500円~6,000円ぐらい(工賃は別)
って感じが多くて(ほとんどで)、モノ(店)や車種、取付けやすさ(配線接続かカプラー接続など)で、価格は違ってきます。
取付けには、アイドリングストップスイッチ裏の作業や電源取り出しが必要なりますが、そんなに難しい作業では無いです。
車の内張りぐらいは外せられるって人であれば自分で出来ると思いますし、店の取付けを依頼しても費用はそんなに高くないと思います。
取付方法など詳しくは ↓↓↓
まとめ
アイドリングストップに関しては
「乗ってて違和感(変な感じ)がある」「車に影響がないか疑問に感じる」
っていうのが少しでもあれば、その人にとってはメリットよりもデメリットのほうが大きくなるんじゃないでしょうか。
上記で説明したように費用面でいっても微妙なところで「環境でエコやから!」って気持ち的なところしかメリットにならないのかなぁ、とも思います。
ってところで、使用状況によってかなり変わりますが、基本的にアイドリングストップはOFFにしたいたほうがイイって派の考え方のお話でした(^^;)