車検や修理などで車屋（修理屋）に車を預ける時、その間はお店の代車を借りるってことはよくありますよね。
たぶん、ほとんどの人が代車といっても借り物なので気を付けて乗っていると思いますが
「借りた代車で事故を起こしたらどうなるの？」
って、疑問に思ったりしたことのある人も多いじゃないでしょうか。
交通事故の場合で相手への損害賠償や搭乗者のケガの補償に関しては、「代車が加入している保険」「自分の車の保険（他車運転特約など）」で対応出来ます。
ちなみに代車の自動車保険については ↓↓↓
ただ、もう1つ気になるところといえば
「事故を起こした時や車をぶつけた時（傷つけた時）の代車の損害はどうなるのか？」
ですよね。そもそも代車って保険の車両保険も入っているのか？
答えから言うと、「一般的にこうなります！」っていうのは無いです。その店によって対応（ルール）がバラバラです。
そこで、おっさんの店での対応や車屋の考え方などを少しお話していきます。
サービス代車の場合は店によって対応が異なる！
レンタカーの場合は、自動車保険に車両保険も付いていることが多く、車両の損害は車両保険で対応し、お客様は決まった金額（免責）を支払うというのが一般的です。
「事故を起こした（車に損害があった）時には免責（自己負担）がある」ってやつです。
しかし、車屋が貸し出すサービス代車の場合、自動車保険に「車両保険」を付けていないことも多いので「代車の加入している保険で対応」っていうのは少ないと思います。
でも、お客様が加入している自動車保険に車両保険が付いていれば「他車運転特約」を使い、お客様の車両保険で対応してもらうことが多いと思います。
その辺は、お客様の保険料が上がるので負担する損害金額（修理代）によりますけど。
ただ、お客様の自動車保険にも車両保険が付いていなければ、修理代（損害金）は、
- 店の独自のサービス代車のルールがあれば、それ従って対応する
- その都度、店とお客様と話し合いで（相談して）対応する
って感じです。
なぜなら、車業界でサービス代車の貸し出し時の損害の統一したルールなどはなく、その店の独自のルールや考え方で対応が異なるからです。
ほんとに「こんな対応（対処）の感じが一般的」みたいなものもなくて、店によってそれぞれって感じなんですよね。
新車ディーラーや大手の中古車店などは
お客様（一言さん）が多い大きな店のほとんどは、「店の独自のサービス代車に関しての貸し出しルール」がちゃんとあると思います。
いろんな人にも代車を貸出すことが多い店では、ルールを決めておかないと後でトラブルになっちゃいますもんね。
それに大きな店では店員も多く、担当の営業マンやその時に窓口になった店員が個々に代車の損害をお客様と話し合うなんて難しいです。
それと、新車ディーラーや高級車を扱う大規模な車屋の代車は、店のイメージなどもあるので年式の新しいキレイな車が多いと思います。
そのような代車には車両保険も掛けていることが多く、免責金額や損害のお客様負担分の上限を決めていることが多いです。
どちらかというと、レンタカーのような対応（ルール）に近いと思います。
ただ、店によっては、車両保険に入っていても保険でカバー出来ない損害は全額お客様の負担と決めている店もあります。
その場合、代車を貸出す時に説明して代車を借りるか借りないかはお客様に決めてもらうって感じが多いです。
でも、「代車のルール」があるっていっても店によって内容がけっこう違います。
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町の小さな車屋や修理屋では
おっさんの店もそうですが、小さな町の車屋や修理屋は「とくにちゃんとしたしたルールなんて決めていない」っていう店が多いです。
貸出し中の損害に関してはその都度、そのお客様との話し合いで決める（対応する）ってケースが多いと思いますね。
そもそも、町の車屋や修理屋などはお得意様が多く、あまり一見さんに代車を貸すということが自体がけっこう少ないです。
なので、代車での事故などがあった時のルールなどを決めていない（決めていても意味が無い？）って店が多いです。
簡単にいうとお客様（お得意様）によって対応が変わるって感じです。
お客様を区別しているわけではないですが、昔から車の事は任せてもらっているお得意様とたまに仕事を依頼されるお客様とでは、やっぱり対応が変わってくると思います。
おっさんの店の場合
それじゃ、どのような対応なのかというと店によっていろいろなので、ここからはおっさんの店の話をしていきます。
やっぱり多いのは、バンパーなどに擦り傷や凹みをつけて戻ってくるってケースですね。
まぁ、キズや凹みの大きさにもよりますが少しぐらいなら、
お客様 「バンパー擦ってもうたぁ、ごめんなぁ」
おっさん 「いいっすよ、代車やから。後で筆塗りでもしときますわぁ」
って、感じで終わってしまいます。
お客様に貸すための代車なので、ちょっとしたキズや凹みぐらいであれば、仕方がないなぁって思っています。
そもそも、町の車屋や修理屋が代車にしている車は、下取りや無料の引取りなどで入ってきた車両がほとんどです。
多いのは「売り物にするのはイマイチやけど調子がいいから廃車にするのはもったいない」って感じの車ですね。
もともとキズがあったり新しくない（古い）車両などがほとんどなので、少しぐらにのキズや凹みぐらいはあまり気にしないです。
問題は、絶対に修理しないといけない損害や全損になった時ですよね。
ここで、「お客様によって対応が変わる」ってところです。
付き合いの長い、これからもお世話になっていくと思うお客様であれば、お客様が納得してもらえるぐらいの修理代の一部を負担してもらうか、なにも請求しないかです。
付き合いの長いお得様であれば、何も言わなくても気を使ってくれて、これからいろいろと仕事の話を作ってくれたりしますし。
やっぱり、そのお客様との今までの付き合いっていうのが一番大きくて、そんなことを踏まえて、その時に考えるって感じです。
それに、代車を貸して何か問題が起こった時に
「お客様と話し合いをするのが難しい」「車屋側が損害を負担するのが出来ない」
って思ってしまうようなお客様には、そもそも代車を貸さないです(^^;)
やっぱり小さな個人商店なので、自分で対応出来ない事は、はじめからやらないかなぁってところです。
おっさんの考え方ですが、ほとんどの町の車屋や修理屋は同じような考え方やと思いますね。
まとめ
ほとんど車屋側の考え方の話になってしまいましたが、実際のところこんな感じです。
ただ、お客様の中には
「仕事を出している（お金を払っている）のだから、代車に何かあっても店側が損害を負担するのは当たり前」
って思っている人もたまににいたりします。
しかし、それは大きな間違いで車屋側からすれば無償で貸し出す代車（サービス代車）に関しては、あくまでも店側のサービスです。
車検代や修理代に代車費用が隠れて含まれているわけではないです。
車屋としての基本的な考え方は、貸出中の損害はお客様の責任（自己負担）が原則です。
あとは、車屋の商売の考え方とお客様との付き合いに応じてといった感じです。
もし、車検や修理で代車を借りる時に事故や自分でぶつけた時のことが気になるようでしたら、その時に店員に聞くのが一番です。
代車の損害に関して決まり事（ルール）がある店ならば、聞かなくても貸出す時に説明が必ずあると思います。
決まり事がない店（町の車屋など）は、代車を借りる時に聞けば何となくですが簡単な説明をしてくれると思います。
おっさんは、お客様から聞かれたら… … よく考えたら聞かれた記憶ってないです。
聞かれたら何て答えようかなぁ～～～。
やっぱり、そのお客様で言い方（説明の内容）が変わるかなぁ(^^;)