O2(A/F)センサーはマフラー(エキマニや触媒の前後など)に付いてるセンサーで排気ガスに含まれる酸素濃度を測る部品です。
そして、走行距離が多くなると劣化(寿命や故障)でよくダメになる部品の1つです。
多走行車でエンジンチェックランプ(警告灯)が点灯した時の原因で一番多いのは、この「O2(AF)センサー」の故障(寿命)ですね。
でも、そこそこ壊れる可能性の高い部品で見た目ちょこっとしたセンサーの割には純正部品の価格が高く、しかも2つ(車種によって3本)付いているんです。
なので、修理費用を抑えるためにネットなどで売っている安い社外品を買って、出来れば自分で交換したいって人も多いと思います。
ただ、社外品のO2センサーって有名電装メーカーのモノから格安のノーブランドまでいろいろあって、どれを選んだらいいのか迷う人も多いんじゃないでしょうか。
そこで、純正部品との比較(違い)や、安く売っているモノでおっさんが勝手におすすめしているメーカーなどについてお話していきます。
O2センサーって寿命って?
O2センサーは、定期的な交換やメンテンス(点検)が必要な消耗品の部類ではないんですが、走行によって劣化していく部品です。
一応、寿命の(故障の可能性が出てくる)目安などもあって一般的には走行距離が「年数は5年~」「走行距離は8万Km~」って言われてます。
でも実際には、「O2センサがダメになりやすい車種」っていうのがあって、それ以外の車種であれば、そんなにダメになる(故障する)ような事は少ないです。
それに「ダメになりやすい車種」でも、使用状況によってかなり変わってきますが、走行距離10万Km~にダメになる感じが多いです。
簡単に言うと、年式が古くなって走行距離も多くなってきたら故障する可能性が出てくる部品の中では、よくダメになる部品です。
なので、イメージ的には「寿命がある部品」ってよりも「車種によって走行距離が多くなると(10万kmぐらいから)壊れやすい部品」って感じですね。
社外品の価格やメーカー違い
ネットなどで売っている社外品のO2センサーの価格の差は、作っているメーカーの違いで単純に言うと「部品の信頼性(耐久性や故障率)の差」ってところです。
メーカー(作っている会社)を種類で分けてると、おおまかに4つあって
- 大手電装品(OEM)メーカーの純正同等品 (NTK日本特殊陶業・DENSOなど)
- 国内の中小規模メーカーの純正同等品 (リビルト品などを扱っている会社など)
- 販売店のオリジナル(?)品(ブランド化しているモノ 製造メーカー不明が多い)
- 格安のノーブランド品 (製造メーカー不明、外国で大量に安く作られているモノ?)
ってところで、ネットで売られいるモノと純正品(定価)との価格の差は
- 大手電装品(OEM)メーカーの純正同等品 20%~40% 安い
- 国内の中小規模メーカーの純正同等品 30%~70% 安い
- 販売店のオリジナル(?)品 50%~80% 安い
- 格安のノーブランド品 60%~90% 安い
ってところですね。例えば、純正価格12,000円のモノであれば、ネットでは格安のモノで1,900円ぐらいから売られているって感じです。
そして、適応車種が多いモノであれば在庫も多いのか普通の単純な仕組みのか分からないですけど、けっこう安く売られていて社外品のお得感が大きいと思います。
逆に、特定の車種にしか使われないような専用のモノであれば、ノーブランド品などでもそこそこ価格は高くなっていて大手電装メーカー品との差も小さいです。
大手電装品メーカーの純正同等品(OEM品)
自動車メーカーに納入している部品の製造(OEM)メーカーが販売している純正品と同じようなモノ(OEM品)です。
少し純正品とは仕様が違っていたり、品質検査の基準の厳しさが違いはあったりしますが、基本的には「同じモノ」ですね。(モノによっては違う場合もある)
なので、新車ディーラー以外の車屋(修理屋)がO2センサーを交換する場合は、純正品より仕入れ値の安いこのOEM品を使う事が多いです。
まぁ、使う側からすれば「信頼性や性能は純正品と一緒だけど純正品じゃないから安い(値引き率が大きい)」って単純なイメージでOKやと思います。
国内の中小規模メーカーのオリジナル品
自動車の電装関係やリビルト部品などを扱っている会社が自社の独自技術で製造して純正同等品として販売している商品です。
純正同等品といっても、やっぱり純正品やOEM品と比べると性能(耐久性や信頼性)は劣ると思いますが、その性能の差以上に価格が安いのが魅力です。
国内の中小企業メーカーの部品って価格が安い割には、けっこう信頼感もあってちゃんと作られているなぁってモノが多いと思います。
なので、安い社外品だからダメって一括りするモノではなく、車両の状態(古さなど)や修理の予算で選べば、けっこう優れたモノやと思います。
販売店のオリジナル(?)品
販売店(会社)が、仕入れした部品を自社ブランド化して販売しているモノで、一応その販売店のオリジナル商品っている事が多いです。
よくあるのは、ノーブランド品を製造している外国の会社(工場)に注文して、少し仕様を変えたりロゴを入れたりして販売するって流れですね。
なので、中身は格安で売られているノーブランド品とほぼ同じモノって事が多いです。
ただ、出荷検査を独自基準にして不良品の発生率を下げたり、販売店のアフタフォローがしっかりしていたりして、ノーブランド品よりは信頼感(安心感)は少しあると思います。
その分、価格帯は格安のノーブランド品よりは少し高いって感じです。
格安のノーブランド品
自動車部品に限らず、よくある外国で作られている「純正同等品」ってなっているけど、正直「その車種に適応する類似品」って感じのモノです。
もちろん純正部品と比べると劣りますが、実際のところ普通にちゃんと部品として使えるモノが多く、価格で考えたらかなりお得ですね。
ただ、やっぱりこういうモノって「当たりはずれ」が多く初期不良や故障率(寿命の短さ)の可能性も高くなっています。
なので、上記で説明した他の種類のモノのがあって価格の差もそんなに変わらなければ、おすすめは出来ないかなぁってところです。
安いモノを選ぶならおすすめはコレ!
おっさんもそうですが、修理屋などが普通に使っている社外品といえば、「大手電装品(OEM)メーカーの純正同等品」になると思います。
でもお客様が「もっと安いのってないの?」ってご希望の時に使うのが「関西エコ・アープ」って会社が製造販売している「KEA AF・O2センサー」です。
リビルトエンジンなども製造販売している会社で上記の種類でいえば、「国内の中小規模メーカーの純正同等品」ってやつです。
ネットでO2センサーを探せばここの商品が良く出てくるし、ここのモノを使っている車屋も(とくに中古車屋が)多いんじゃないでしょうか。
おっさもここのO2センサーをちょくちょく使いますが、「この価格でこの品質やったらいいんじゃない」って思いますね。
実際、格安のノーブランド品みたいな初期不良やすぐにダメになったって記憶もないので、おっさんはそこそこの信頼性(安心感)はある会社やと思います。
製造販売会社で、オンラインストアもあるので、何かあってもアフターフォローも普通にしっかりしていると思います。(おっさんは連絡したりした事は無いですけど^^;)
なのでネットなどで安いO2センサーを買うのであれば、ここの会社の「KEA O2(AF)センサー」がおすすめです。
関西エコ・アープ KEA AF・O2センサー の価格を調べる!
まとめ
O2センサーに限らず、電装関係の部品の安く売っている社外品に関しては、いろんな意見や考え方で賛否両論ありますよね。
ただおっさんは、そういう部品ってその時の車の状況(古さや走行距離)とか乗り方・予算で、どれを選んだら一番いいのかっていうのは変わってくると思います。
それにO2センサーって絶対に純正ってモノでもなく、安いモノでもそこそこ信頼出来るような製造メーカーのモノであれば、そんなに不具合は起こらないかなぁって思っています。
まぁ、ちょっと中古車屋のおっさんの偏った考え方の話になっちゃったので、モノ選びに迷った時の参考程度に(^^;)