社外品のカーナビで「ダッシュボード内蔵のAV一体型」の他に「大画面のフローティング(タイプの)ナビ」が増えましたよね。
このフローティング(構造の)ナビの出始めの頃は、販売しているメーカーも少なく種類(グレード)も1~2種類で、取付け出来る車種も限られていました。
普通のナビで大画面サイズが取付けられない(設定がない・取り付けれても高価なキットや加工が必要)車種の為に作られたナビ(構造)って感じでした。
でも現在では、フローティングナビは1つのカテゴリーって感じになっています。
なので、社外品のカーナビを買おうかなって時には
「大画面なら普通のナビよりフローティングナビのほうがいいんじゃないの?」
って感じで、ナビの形状選びで迷ってしまうって人もいるんじゃないでしょうか。
そこで、フローティングナビを選ぶポイント(理由)と、普通(ダッシュボード内蔵型)のナビと比べてのメリット・デメリットなどをお話していきます。
基本は普通のナビ(ダッシュボード内蔵)で考える?
まず、普通(ダッシュボード内蔵型)の大画面サイズを簡単に取り付けられる(設定のある)車種であれば、普通のナビを基本として考えたほうがイイと思います。
っていうのもフローティングナビの取付位置は通常のナビ位置より2~3cm手前になり、ディスプレイも画面サイズによって大きくなります。
やっぱり仕方ないんですけど、車種によってエアコンの吹き出し口にかぶったり、その周辺のスイッチなどの邪魔に(操作しにくく)なってしまいます。
フローティング(構造の)ナビを選ぶ理由としては
ディスプレイ(画面)が前になって少し邪魔になるかもしれないけど、大画面サイズが取り付けられるってところなんですよね。
なので、車両(室内)の設計から取付けを考えられている普通のナビと「形状はどちらがいいのか?」って比べるモノでは無いとおっさんは思います。
そもそも、その車両にキレイに収まれるように設計されている純正ナビは普通のナビ(ダッシュボード内蔵のAV一体型)の設定のみですもんね。
ただ、車の用品って趣味(好み)のモノなので、それでもフローティングナビのほうがイイって思えばそれが正解になるんですけどね。
フローティング構造のメリット
やっぱりメリット言えば、フローティングナビにすることで単純に「大画面(9~11インチ)のナビが取り付けられる」ってところです。
とくに、画面サイズの設定(選べる範囲)が少ない軽自動車や商用車などは、かなりカーナビ選びの選択肢が広がりますよね。
それと、普通のナビをで大画面サイズを取付ける場合、車種によって価格の高い車種専用取付けキットが必要になっていたけどそういうモノもいらなくなります。
フローティングナビの本体は通常のオーディオサイズの2DIN(機種によっては1DIN)サイズなので、基本的にはナビの本体はそのまま取り付けられます。
車種専用取付けキットって車種によっては数万円もしたりするんで、トータルの取付け費用がけっこう変わってくるんですよね。
ただ考え方としては、やっぱり普通のナビと比べてってどうなのかって感じではなく、取り付ける車種によってはかなりメリットが大きいって感じです。
ハイエースなんて今ではド定番!
ハイエースのスーパーGL(遊び用)に乗っている人って、けっこう大画面ナビにしたい(用品全般にこだわる)って人が多いと思います。
でも、ハイエース(200系)の普通のナビサイズは基本7インチ、社外品の価格の高い専用パネルキットに交換しても8インチしか取付けられないんです。
さらにパネルを加工すれば、9インチも取付け出来ない事はないですが簡単ではないし、ちょっと無理があるって取付け方です。
なので今では、ハイエース(遊び用も兼仕事用)は、画面サイズもそうですが価格的に見てもフローティングナビのほうが定番って感じになっています。
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フローティング構造のデメリット
フローティング構造(大きなディスプレイを手前)にするなら仕方がない(一長一短)って感じのところが多いんですが、あえて普通のナビと比べてってところでは
- 車種によってシフトやその周辺のスイッチなどの操作の邪魔になる
- 振動が多い状況(路面)だとディスプレイもそこそこ揺れる(ガタガタなる)
- シートをかなり前にしている人には「画面が近いな!」ってなるかも
ってぐらいですね。ホント、車種やその人によってですけど(^^;)
でも、こういうのって初めのうちだけ違和感があるって感じで、ちょっと経ったら慣れて気にならなくなると思います。
ちなみに他にネットなどで「価格が高い」っていう意見もありますが、普通のナビでも大画面サイズだったら、それなりに(それ以上に?)高いです。
逆に、今となっては各メーカーから販売され種類も増えて価格帯も選べるようになってきているので、車種やグレードによっては普通のナビより安い事もあります。
おすすめのメーカーと画面サイズ
せっかく大画面に出来るフローティングナビにするんだから出来るだけ大きいサイズのモノがおすすめかなって思います。
現在では9インチのモノはどのメーカーも設定があってお手頃価格で主流のサイズって感じになっていますが、やっぱり10インチ~のほうが見た目もイイ感じですよね。
そうなるとベタところで2つのメーカーのモノに限られてくるんですけど、製品の特徴(機能など)がけっこう違うので、好みよりも用途(使い方)で選ぶって感じです。
アルパイン ビッグX11シンプルモデル XF11NX2S
アルパイン フローティングビッグX11 シンプルモデル XF11NX2S 商品ページはこちら
この機種はDVD/CD・SDカードスロットないモデル(本体は1DINサイズ)で「動画や音楽はスマホと繋げて見たりするからなぁ」っ人向けのスマホ連携特化モデルです。
同じグレードでDVD/CD・SDカードスロットのフルメディアモデル XF11NX2(本体は2DINサイズ)もあって、価格はもちろんシンプルモデルのほうが安いです。
そして、この機種の特徴としては
- 有名メーカーのフローティングモデルの中で画面サイズが一番大きい
- カーナビなのにApple CarPlay/Android Autoに対応
- 本体が1DINサイズなので、取付け可能車種(適合車)が多い
ってところで、とりあえず画面がデカくて今時のカーナビの機能・装備(スマホ連携など)がだいたい付いているモノって感じならコレになりますね。
パナソニック ストラーダ CN-F1X10GD
パナソニック ストラーダ CN-F1X10GD 有機EL 10V型ワイド 商品ページはこちら
この機種の特徴としては大きく2つで
- 10インチだけど外枠(ベゼル部分)も薄くディスプレイ本体はけっこう小さい
- 有機ELディスプレイで画質(とくに映像)がダントツにキレイ!
10インチなのに9インチモデルと同じようなサイズっていうのがウリで、実際に他のメーカーの9インチと比較しても同じぐらい(よりも小さい?)です。
なので、ディスプレイ取付け部分の周辺にスイッチやエアコンの吹き出し口などが多く操作の邪魔になりそうな車種ほどおすすめですね。そして、さすがパナソニックってところで画質(とくに映像)がキレイで、映像(TVや動画)などを見ると他メーカーとの差が分かると思います。
まぁ正直、そもそもカーナビにそこまでの画質のキレイさが必要なのかってところなんですが、テレビっ子の人にはけっこう重要なポイントやと思います。
ただ、その他の機能に関しては普通って感じで「これがしたい、あれもしたい」って人には機能的には物足りないって感じです。
まとめ
現在では大画面ディスプレイって当たり前になってきているので、社外品では取付け可能な車種が多いフローティング構造のナビも普通に売れています。
すでに軽自動車は、大画面サイズにするなら「メーカーオプションナビにするかフローティングナビにするか」って感じになってますもんね。
なので、普通のナビと比べてのメリット・デメリットって感じで選ぶようなモノではなく単純に大画面ナビにするかどうかってところだけやと思います。
ってことで、普通のナビで設定がない大画面サイズにしたいけどって迷っているんやったらフローティングナビにしときなはれ!予算が合うのであればですけど(^^;)