ヘッドライトがハロゲンランプ(バルブ)の場合、明るくしたり色合いを白っぽくするのに今はLEDバルブに交換するのが主流(人気)ですよね。
おっさんの店のお客様でも普通にLED(バルブ)に交換している人って多いです。
ただ、車検の時やLEDランプの購入時に、
「コレ車検対応ってなってんねんけど、ホントに大丈夫かなぁ?」
って少し疑問や不安に感じる人もけっこう多いと思います。
っていうもの、「車検対応品」ってなっていても実際に取り付ける車種(相性)などで車検に通らない(微妙な感じの)って話も多いからですね。
そこで、詳しい(細かい)話は置いといて、おっさんの今までの経験で“本当に車検で大丈夫なのか”ってところの話をしていきます。
ちなみに、今回お話するのは車検で引っ掛かりやすいマルチリフレクターの「H4 Hi/Lo」のLEDヘッドライトについてです。
そもそも車検対応って、どういう意味?
LEDヘッドライトに限らず、社外品の用品(部品)で「車検対応」になっているモノは
「車検に合格する基準(規格)内で製品を作っているよ」
っていう意味合いで、けっして「コレに交換(取付け)していても車検は全くに問題ない」って意味では無いです。
取り付ける車種や取付け方、他のパーツの組み合わせなんかによっては車検で不合格になることも普通にあります。
とくに、ヘッドライト検査は、「基準内になっているかの機械の測定と目視での判断」なので、その時の状況や検査員の判断などでも不合格になることもあります。
なので、「車検対応=必ず車検に通る(不合格にならない)」ってわけではないです。
逆に車検対応になっていないモノだから車検には通らないってわけでもなく、普通に車検に通る社外品も数多くあります。
ま~でも、車検対応品って車検に通るように考えて作られているので、普通に取り付ければ基本は車検に通るようになってはいるとは思いますけどね(^^;)
実際のところはどんな感じ
おっさんの経験だけの話になりますが、車検対応ってなっている社外品のLEDライト(価格はとりあえず関係なし)で、
実際に車検(ロービーム検査)で大丈夫かなぁっていうのは60%ぐらい
ってところやと思います。
ただ、この60%っていうのが全て、普通にぜんぜんOK!って感じではなく、
- 全く問題なし、どこの検査場でも大丈夫
- たぶん大丈夫やけど、絶対って言えない
- ギリギリ大丈夫かなぁ、微妙なところ
- 何とも言えんけど…
って感じの平均で、全く問題なく大丈夫(どこでも普通にすんなり1発でOK)っていうのは、50%もないかなぁって思います。
逆に「何とか(検査員に言ったり何回か検査)したら合格になるかな?」っていうので言えば、70%ぐらいじゃないでしょうか。
ちなみに、ロービーム検査は微妙(ダメっぽい)だから、ハイビームで光軸調整してハイビームで検査で通すって方法もあります。
その場合、合格しやすくなりますね。おっさんの経験では「ま~、だいたい通るんじゃないかなぁ」って感じです。
ちなみにディーラーや大型カー用品などで車検(民間車検)の場合は、車検対応品っていうのはけっこう重要な判断ポイントになってくると思います。
微妙な感じだったらどうしてるの?
おっさんもそうですが、たぶん他の車屋(修理)も車検対応ってLEDライト(バルブ)で、モノ(光り方)を見ていて何となく「どうやろ?」って思った時は
「とりあえず、そのまま行ってみてテスター屋で調整して聞いてみる(考える)」
っていうのが多いと思います。
車検前に寄る検査場の近くの「テスター屋(テストセンター)」で、とりあえず光軸調整(測定)して、微妙だったらどうするか考えるって感じですね。
っていうのも、光軸調整をやってもらっている時に調整しても微妙な感じ(不合格になるかも)って時は
「これ、ちょっと微妙やからノーマルバルブに戻したほうがいいかも」
など、テスター屋の兄ちゃんが車検に引っ掛かからないようにアドバイスしてくれますし、こちらから聞いても普通に教えてくれます。
そういう時は、素直にノーマルバルブに戻して車検に行きます。
このままでも大丈夫かもしれないけど、ダメやったらノーマル戻してもう一回調整して、また検査を受けなおさないといけなから面倒くさいですもんね(^^;)
LEDライト(バルブ)の交換って簡単ですぐに出来るので、どっちにしてもノーマルに戻しておいたほうが確実で時間も早く済みますし。
スポンサーリンク
車検対応ってあんまり気にする必要もないかな
マフラーやローダウン・エアロなど、車検がダメだったら簡単にノーマルに戻すっていうのが出来ない(お金がかかる)モノは、車検対応って重要なところです。
ま~、この辺りの部品は車検に通らないようだったら警察に止められること(違法改造)もあるので、その状態で車検に通る(合格する)ことが大事です。
一般的な考えで、車検に通っているから合法な改造で普通に走っていても問題ないし、仮に警察に止められて問題ないって感じです。
でも、LEDヘッドライト(バルブ)は、交換する(元に戻す)のもハロゲンバルブのように自分で簡単に出来るので、そういう心配はないですね。
それにヘッドライト(検査)に関しても、“車検に通らない=違法改造(整備不良)”とは少し違うようなところ(項目)やと思います。
検査員の目視の判断とその検査場のテスターによる測定なので、ギリギリ基準内ってモノでもその時の状況で〇か×が変わってきたりします。
それに車検の時はOKだったけど、バンパーを少し擦ったとか凸凹道での走行の揺れなどで光軸がズレることも普通にあったりします。
なので、車検に通らないから走行したらダメで警察にも止められたら切符を切られるってことは無いと思います。
もちろん、球切れ(故障)などで点灯すらしていないとか、光の色が明らかに違う(青とか紫)っていうのは論外ですけど(^^;)
っていうよう感じで、違法改造でも無くすぐに元に戻せれるようなモノであれば、そんなに車検の事を気にする必要もないかなぁって思います。
車検対応より大事なポイント!
どっちかというと、車検に通るかどうかよりも
- ちゃんと前方が見やすく(キレイ)に照らしているか
- 上の方も照らしすぎて対向車の運転者が眩しくなっていないか
ってところが、LEDランプ(商品選び)の大事なポイントやと思います。
ようは、実際にライトを点灯して走行してどうかってところです!
おっさんの店でも明るいLEDヘッドライト(一応、車検対応品)に交換しているお客様もけっこういますが
「コレ明るすぎるなぁ、対向車の運転者の顔までハッキリ照らしてるな…」
っていう車両も、ちょこちょこあります。
たぶん、対向車の人は信号待ちなどで、かなり眩しいはずやと思います。
お客様に聞いてみても「明るくて全体的に見やすいけど、対向車からよくパッシングされる(^^;)」っていう感じが多いです。
こういうのって、「車検に通っているから問題ない」とか「車検対応品だから大丈夫」っていうのとは関係ないところですよね。
やっぱり、こういうちょっとした事でも大きなトラブルに発展することも多いので、車検よりも実際の照らした感じっていうのが1番大事なポイントやと思います。
まとめ
ちょっと話がよく分からない感じになっちゃいましたが(^^;)、何を言いたかったかというとポイントは2つで
「車検対応品でもダメな場合も多からそんなに車検を気にする事もないかなぁ、検査がダメ(微妙)だったら、その時に元に戻せばいいだけやし」
っていう事と、(かなり車屋目線の考え方ですけど…)
「社外品LEDヘッドライトは、何よりも実際に取付けた感じ(照らし方)が大事!」
っていう、トラブルにならないような明るさや照らし方のLEDを取り付ける(選ぶ)のが車検対応などよりも大事なポイントてところです。
これ、ホンマに大事なところやと思います!