自宅(ガレージなど)で車やバイクを自分でメンテナンスしたり趣味でDIYする場合、ある程度の工具(ハンドツール)って必要になってきます。
そして、その他にあったら便利な道具とか作業によって必要になってくるモノもいろいろあって、1つが「エアーコンプレッサー」やと思います。
ただ、エアーコンプレッサーと一言でいってもいろいろなタイプがあって、用途や性能・容量で価格帯がかなり違います。
それに、同じようなタイプでもメーカーによっても実売価格がかなり違ってきます。
そこで、車やバイクいじり(DIY)で、「とりあえずエアコンプレッサーが欲しい」って人向けのサイズ(性能など)や価格帯、選ぶ時のポイントなどをお話していきます。
DIY(自宅など)で使う時のポイント
エアーコンプレッサーの選び方って性能(容量)や価格帯も大事なんですが、自宅駐車場やガレージなどで使う(設置する)場合の大事なポイントが3つあって、
- 電源は100V 家庭用コンセントで普通(余裕)に使えるモノ
- 出来るだけ作動音は静かなモノ オイルレスの静音タイプなど
- 全体的な大きさ 置き場所に困らない程度で簡単に移動出来るモノ
そして、「こういうことに使う!」って用途が決まっていれば、それに合った性能のモノが何よりも最優先ですが、とりあえずって感じで買うのであればこの辺りがポイントです。
ただ、個人使用のモノってほとんどこのポイントってクリアしていて、どのメーカーのモノもだいたい同じような仕様のモノ(グレード)になっていると思います。
なので、あまり製品ごとに比較するようなポイントではなく、その同じようなモノの中からメーカーや価格帯で選んでいけばいいと思います。
オイル式とオイルレス、どちらがいい?
エアーコンプレッサーには、「オイル式(湿式)」と「オイルレス(乾式)」があります。
ただ、今ではDIY(個人使用)の小型コンプレッサーは、「オイルレス」が主流です。
でもやっぱり、どちらがいいのか?って悩む人も多いと思います。
そこで、ちょっと選ぶポイントを説明すると、おおまかに違い(メリットとデメリット)は、
- 連続運転時間・耐久性 : オイル式のほうが優れている
- 動作音 : 静音タイプ(商品)はオイルレスが多い
- 吐出空気のオイル混じり : オイルレスは、オイルが無いので空気がクリーン
- 価格帯 : オイルレスが一般的な価格帯になっていてオイル式は安い
ってところで、他にも細かく違いがあったりしますが、この中で重要なポイントとしては「価格」と「動作音(音の大きさ)」の2つです。
とくに自宅などで使うのであればコンプレッサーの動作音って、けっこうご近所迷惑になるので「音の大きさ(騒音レベル)」はけっこう大事なポイントです。
他に「耐久性」も気になるところやと思いますがDIYで使う程度であれば、そんなに気にするところでは無いと思います。
毎日ガッツリ使うとか長時間動かし続けるならって比較をする人もいますが、そもそも個人使用のモノってオイル式であってもそこまで耐久性とかを重視して作られていないです。
なので、「価格(安さ)が最優先」でなければ、「オイルレス」にしとけば間違いない(無難)と思います。
容量と性能(馬力)
用途によって必要な容量や馬力とかってあるんですが、「DIYするなら必要かな、とりあえず1台欲しい」って人は、
- タイヤの空気を普通に入れる(空気圧0で車に付いたままでも)
- インパクトレンチなどのエアーツールがそこそこ使える
- その他、いろいろと使っていきたい
って、おおまかな使い方のイメージが多いんじゃないでしょうか。
そういう感じで買うのであれば、だいたい標準的な(ベタで売れ筋の)仕様ってあって、
- モーター出力(馬力):0.75kW(1馬力)
- 最高空気圧力:0.8Mpa
- タンク容量:30L
ぐらいの仕様のモノを買っとけば、DIYでそんなに不満を感じることは無い(まぁまぁ使える)かなぁってところです。
ま~、エアツールなどを使い慣れてくると、もっと性能や容量の大きいモノ(サブタンクとか)が欲しくなってくると思いますけど。
ただどっちにしても、100Vの(家庭用コンセントで使う)モノは、塗装やサンダーなどの連続(長時間)して使う事の多いエアツールを安定して使うのはしんどいですね。
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モーター出力(馬力)
DIY(自宅)で使う程度でなら、「0.75kW(1馬力)」あれば、まあまあ普通に使えるかなっていうのが一般的なイメージやと思います。
それ以上の馬力「1.5kW(2馬力)」のモノもありますが、けっこう価格も高くなります。
ただ正直、高くなった分の価格と比例して性能もその分良くなるって感じでも無く、少し吐出量(充填スピード)が速いかなってぐらいやと思います。
それと、充填(コンプレッサーが作動)しながら、使っている時の吐出空気量(圧力)が少し多いってぐらいです。
それに、電源が家庭用100V(普通のコンセント)で普通に気にせず使うなら0.75kW(1馬力)ぐらいまでが安心の範囲じゃないでしょうか。
家庭用100Vで「1.5kW(2馬力)」を使うなら単独(20A)のコンセントにしたほうがいいので(ダメではないけど)、ちょっと玄人向きになっちゃいます。
なので、気軽に使える「0.75kW(1馬力)」が無難でオススメです。
タンクの容量
タンクの容量に小型エアーコンプレッサーであれば、30Lが一般的な目安で、そこを基準に価格とか使い方などで選ぶって感じです。
でも、馬力と同じような考え方で、39Lなどの少し大きい容量のモノって価格がそこそこ価格が高くなる割にはそんなに使い勝手は変わらなかなぁって思います。
例えば、30Lと39Lで比べて満充填からエアブローガンを最大圧力で使った場合、39Lのほうが数秒ぐらい遅れてコンプレッサーが動くって程度です。
この数秒の差を大きいか小さいかっていうのは、使い道(エアーツールの種類)とか個人の感覚で違ってはきますけど。
容量は大きいほうがイイ(必要)って感じなら、別にサブタンクを買ったほうが価格的にも効果的にもイイと思います。
ちなみにおっさんは、価格の安い「オイルレス 1.5馬力 38L」のモノも持っていますが、「1馬力の30L」でもべつによかったかなぁって感じです。
それと、これ静音タイプってなっていますが、100Vの1.5馬力ってやっぱり少し無理があるのか分からないですけど、普通に音はそこそこ大きいですね。
価格帯は?
上記で説明した「100V電源 オイルレス 1馬力の30L」の価格帯は大きく分けて、
- 工具メーカー(ショップ)など販売しているモノ 2万半ば~3.5万円ぐらい
- 有名な業務用コンプレッサーメーカーのモノ 3万~5万円ぐらい
ってところで、やっぱり売れているのは、価格帯の安い「工具メーカー(ショップ)が販売しているモノ」です。
このほとんどが中国製で、見た目や仕様(性能)も少し(オリジナリティを出すために)違うぐらいで、基本のところは同じような感じです。
そして、価格帯の高いモノは業務用コンプレッサーの有名(定番)メーカーが作っている個人使用(家庭用)の小型タイプです。
この違いは、やっぱり「信頼性(耐久性と性能)」と「見た目に分かるモノの作り」です。
安い価格帯(中国製)のモノは、個体差(当たりはずれ)がある、タンクの溶接が汚ない、各部品が安物っぽい・箱(梱包)や説明書が雑って感じです。
でも、だからすぐ壊れるとか記載されている性能がデタラメってわけでも無く、基本のところは普通に作られていると思います。
っていうか、エアーコンプレッサーって、自分で修理出来る程度のエアー漏れとかは多いですが本体が壊れてダメになるっていうのはけっこう少ないです。
正直、本体が壊れるっていうのは「価格帯が安いから」「信頼できるメーカー品じゃないから」とかじゃなく、その個体の当たりはずれが大きいと思います。
たぶん、使い始めたら関係ない(気にならない)ところだけで、価格で考えたらDIYで使う分には十分でしょっ!て感じになると思います。
なので、その人の考え方っていうのもありますが、メーカーや信頼性にこだわりが無ければ、おっさんは2万半ば~3.5万円ぐらいまでの価格帯のモノがオススメですね。
おすすめのモノってある?
ま~、安い価格帯のモノって、よく似たモノが多いので買う時に安く売っているとは、自分が何となく気に入ったモノでイイと思います。
それと、近くに工具ショップ(アストロやストレートなど)があれば、ネット購入でもそこの商品を買うっていうのがいいかもしれません。
メンテナンスや簡単な故障(エアー漏れ)などで、補修部品(パッキンなど)が必要なった時に、すぐに買いに行けたり直接店に行って相談出来たりするので。
それと参考程度におっさんがネットとかで買うんやったら、
シンセイ 静音オイルレスコンプレッサー30L EWS-30
アストロプロダクツ 縦型サイレント エアコンプレッサー 30L
ってところかな。ま~、ほとんど価格重視の比較なんですけどね(^^;)
個人使用(DIY)エアーコンプレッサー の価格を調べる!
あと、選ぶポイントの1つとしては、ドレンコックがレバー式のほうが楽でいいです。
エアーコンプレッサーって毎回使用後に水抜きをしたほうがいいんですが、ドレンコックがネジ式だと毎回するのが面倒くさいんですよね。
なので、ドレンコックは、簡単に出来るレバー式のほうが絶対いいです。
ただ、この部品って後でも簡単に交換できるので、買う時の絶対条件ってほどでもないです。
まとめ
ちょっと長い説明になってしまいましたが、個人使用(DIY目的)の小型エアコンプレッサーの選び方って予算重視や見た目の好みで選んだらイイと思います。
上記で説明した感じの仕様のモノであればどんなモノでも普通には使えると思います。
正直、「耐久性(壊れやすいかどうか)」や「仕様どおりの性能(信頼性)」ってところは、個々の当たりはずれ(運)が大きいです。
なので、その辺りを重視する(気になる)のであれば、少し価格は高いですが有名メーカーのモノのほうが安心感はありますよね。