“フロントガラスの撥水コーティング剤”を塗っている人も多いと思いますが、みんさんはどんな商品を使っていますか?
少し前(けっこう前?)までは、「ぬりぬりガラコ」が定番って感じでしたよね。
ま~、この辺りの商品って種類も少なかったし、あっても商品内容(効果)も同じような感じだったのでベタな「ガラコ」でええかって感じやったと思います。
でも年々、多くのメーカーからいろんなタイプの商品が発売され「ぬりぬりガラコ」を買う人も少なくなったような気がします。
それに、最近売れている撥水シャンプーやスプレータイプのボディーコーティング剤(フロントガラスOK)でもガラスの撥水が出来るものがあります。
なので、フロントガラスだけの撥水コーティング剤を買う人も以前より少なくなったかなぁって感じがします。
でもやっぱり、
「フロントガラスは簡単な物や撥水シャンプーでは、すぐ撥水効果が無くなるから、そこそこのガラス用コーティング剤を使いたい」
っていう人もまだまだ多いと思います。
そこで、かなり個人的な考えになりますが、「とくにこだわりや好みが無いけど」って人におすすめはコレ!ってモノを紹介していきます。
単純に「雨の日に見えやすくしたい」って人に!
フロントガラスの撥水コーティングをしたいと思っている人って、
「雨でガラスがモヤモヤやギラギラになって前が見えにくいのが怖いから」
って単純に“雨の日に視界を見えやすくしたい”って理由が一番多いと思います。
どちらかっていうと洗車やWAXなどは頻繁にやらないから車は汚れてるけど、フロントガラスだけはいつも見えやすくしときたいって感じですね。
とくに仕事や日常の買い物などで毎日車を使う人に多い考えやと思います。
ただ、今ではガラス用コーティング剤といっても安いもモノからけっこう高いモノまで、いろんな商品(書類)があって何を選んだらいいのか迷っちゃいますよね。
自分の好みや車の使い方(環境)によって好みの商品を選べるようになったのは良い事ですが、“とりあえず”って人には商品選びが難しくなったと思います。
そこで、おっさんがお客様に「とりあえず撥水コーティング」って思っている人の商品選び方のポイントとして説明しているのは、
- とにかく撥水効果の持続性(耐久性)がなるべく良いモノ
- 使いやすさ(楽さではなく施工の簡単さ)
- コスパ(商品価格じゃなくて、効果や使用回数に対しての価格)
ってところだけです。ちょっと分かりにくいですけど…
簡単に一言でいうと、使いやすくて耐久性(持続性)が良いモノです(^^;)
特有の撥水効果は好みになるので考えません(^^;)
商品の中には「ノーワイパ」など高速時には雨をはじいて(水玉を飛ばして)、ワイパーの使用回数を減らしたり出来る効果(特徴)があるモノなどもあります。
それに、ふき取りがいらないモノやスプレータイプなどのかなり簡単に施工できるモノもたくさん売られています。
その他、やたらと水がキレイな粒になって「コーティング効いてますよ!」って見た目(仕上がり感)重視のモノもありますね。
ただ、この辺りは人によっての”好み”になりますので、“とりあえずって人”には商品選びに迷うだけやと思うのであまり説明はしてないですね。
「超ガラコ」がおすすめ!
上記のような感じで説明しても、好みやこだわりが無いって人ってやっぱり、
「そんな説明はいらんから、何を買ったらええの?おすすめは?」
ってなりますよね(^^;)
そこで、おっさんがいつもお客様にピンポイントでコレ!っておすすめしているのが、
「ぬりぬりガラコ」と同じメーカーSOFT99で上位商品の「超ガラコ」。
上位商品といっても成分自体が違って、「ぬりぬりガラコ」はシリコーン系に対して「超ガラコ」はフッ素系です。
撥水力(バッチリ水玉になる感じ)はシリコーン系(油)のほうがありますが、耐久性でいえばフッ素系のほうが圧倒的にあります。
ひと昔前のフッ素系コーティングといえば、価格も高く効果を上げるために下処理も必要なことからプロ(施工業者)がよく使うコーティング剤でした。
それを、誰でも簡単に使える簡易型でお手頃価格にしたのがこの商品です。
「超ガラコ」のおすすめの理由
理由としては、単純に「いろいろ使った中でコレがトータルで考えると一番かなぁ」っておっさんが感じたからですね。
もちろん、車屋の目線でお客様にオススメする時の考え方で「耐久性(持続性)」「使いやすさ」「コスパ」「ベタな商品」のトータルです。
正直、効果(撥水能力)でいうと、それぞれの商品に細かい特徴はありますが、基本的なところはどの商品も似たようなモノかなって思います。
って言ってしまうと話はこれで終わっちゃうので、もうちょっと説明していきます(^^;)
実際の耐久性(持続性)は?
気になる耐久性(持続性)は説明書きには約1年って書かれてます。
ただ、ガラスの下処理もせず普通(個人使用)に使った感じでいえば実際にイイ感じって期間は3ヶ月ぐらいかなぁってところです。
3か月ぐらいで完全に効果がなくなるってわけではないですが、それぐらいから「そろそろ、また塗らなアカンかな」って感じになってきます。
あんまり車に乗らない(使わない)って感じでも、4~5か月ぐらいって感じです。
屋根付きの車庫などで保管状況がよければ、もうちょっとイイかもしれないですね。
それでも「ぬりぬりガラコ」などのシリコーン系の商品と比べるとかなり耐久性(持続性)があると思います。
使いやすさ(施工方法)は?
同じような塗るタイプの商品で比較すると、塗る時はどれも同じ(塗るだけ)ですが、拭き上げ(取り)はけっこう楽です。
「ぬりぬりガラコ」などの成分がシリコーン系の場合、簡単に拭き取れるといっても、やっぱりそこそこちゃんと拭かないとキレイに拭き取れないです。
テキトーに拭き上げると油っぽいモヤモヤの拭き残しが出たりするって感じです。
でも、フッ素系の場合は乾くと固まった粉のようになるので、ささっと拭き上げるだけで簡単に拭き取れるので楽です。
拭き取りのイメージは、ボディーの固形ワックスみたいな感じです。
そんなに大差はないですけど、洗車した時に「ふき取り楽やから、ついでにガラコ塗っとこか~」って思えるぐらいの差はあると思います。
コスパはそこそこ良い
定価(希望小売価格)は高いですが、実売価格は、1,300円~2,000円ぐらいでフッ素系ではそこそこ買いやすい価格帯で売られています。
人気のあるシリコン系の安いモノはどのメーカーでも数百円ってところなので、価格だけで考えたらなかなか高いモノになっちゃいます。
一応、1本で“普通車のフロントガラス約5枚分”ってところなので、単純に早めの3か月ごとに塗っても1年以上は持つ計算になります。
なので、「ぬりぬりガラコ」に比べると倍以上の価格で高く感じますが、耐久性(使用頻度)や作業の手間で考えるとコスパは良いと思います。
それと、他メーカの本格的なフッ素系コーティング剤と比べれば耐久性は落ちますが、価格は安くお手頃って感じですね。
けっこうどこでも売っている
やっぱり、“メーカーの知名度と買いやすさ”っていうのもお客様におすすめするポイントの1つです。
メーカーは車の用品ではベタで有名な“SOFT99”なのでカー用品店はもちろん、ホームセンターなどでも普通にこのメーカーの商品を取り扱っています。
超ガラコも“ベタな売れ筋の商品の1つ”って感じなので普通に売っていると思います。
なので車屋としても、どんなお客様にもおすすめしやすい商品ですね。
それと、ホームセンターやディスカウントショップなどが少し安く売っていると思うので、その辺りで買うのがイイかなぁって思います。
施工のやり方で本格コーティングっぽい効果も出る!
他の商品も同じですが、施工前のガラスの下処理(油膜の除去や鉄粉・ウロコ除去)をしっかりすれば効果(耐久性)は上がります。
とくにこの超ガラコは、フッ素系コーティングなので下処理でより効果はあると思います。
なので、施工のやり方によって、価格の高いフロントガラスコーティング剤のセット(プロ用)などの商品のような考え方でも十分使えると思います。
そういう意味でいえば、いろんな車に対する考え方(使い方)の人に対応したオールマイティーな撥水コーティングの商品って感じじゃないでしょうか。
まとめ
今回は、「とりあえずコーティング」って人に「それじゃ、これにしときなはれ!」って感じのおすすめの商品のお話でした。
それと、「よりガラスのキレイさ(水弾き)を保ち、もっとコーティングの耐久性を良くしたい」って人にもおすすめやと思います。
でもやっぱり、売れ筋の価格帯って1000円以下なので「微妙な値段やなぁ、どうやろ?」ってなる人も多いかも…
ま~、いつもようにおっさんの勝手なオススメ商品って感じでした(^^;)