趣味や便利アイテムだけの役割ではない!
車に取り付ける電装品といえば、
「カーナビ」「バックカメラ」「ETC」
が当たり前のようになっていますね。
このあたりは、もう必須アイテムになっているとも言えます。
その次に多いのは、
「レーダー探知機」「ドライブレコーダー」「オーディオ関係の部品・用品」
などの車の用途や趣味で使う電装品やと思います。
その中で、年々必要性が高くなってきているものが「ドライブレコーダー」です。
仕事で使う車「営業車」「タクシー」「トラック」などではこの時代、必須アイテムになってきています。
ただ、個人で使用する車にはまだまだ使用率(取付している車)は少ないですね。
それでは、なぜ必要性が高くなってきているか説明していきます。
事故の時、相手側との話の食い違った場合の証拠になる
一番の理由としては、事故の時に自分の言い分(証言)などの証拠になって役に立つことが多くなってきています。
自動車事故では、
- 「信号がない小さな交差点での出会い頭の衝突」
- 「右折信号がある大きな交差点での右折する車と対向車線の直進車」
- 「交差点での信号が変わった直後の衝突」
などのケースが非常に多いですね。
このような事故の場合、どちらのほうが悪いか(過失があるか)、お互いの過失割合はどれくらいなのか相手側の言い分と食い違うことが多いです。
よくあるのは
「自分は信号が変わったから進んだので悪くない、相手の信号無視」
「交差点内で右折信号になるまで止まっていたのに当てられた」
などの、こちらに過失がないにもかかわらず、相手が逆のことを言ってこちらにも過失があると主張するケースです。
お互いの保険会社も事故の状況などを見て過失割合を考えますが、1番は契約者(お客様)の言い分に沿った過失割合を提示してきます。
こうなると、必ずと言っていいほど事故の交渉が前に進まなくなってしまいます。
過失が多い側(加害者側)は、どのみち保険を使うので過失割合に対しては、あまりこだわらいことが多いです。
しかし、過失が少ない側(被害側)は、過失割合が「100:0」になるのか「90:10」「80:20」になるのかで大きく変わってきます。
「代車請求を出来るのか」「相手の損害に自分の保険を使うか、使わないか」など、いろいろと話が変わってきます。
こういった場合、保険会社は「悪くない(過失がない)と主張する側が証拠を出して下さい」となるのがほとんどです。
ほとんどの人は、そんな証拠を出せるわけもなく交渉を前に進めるために仕方なく相手が主張する過失割合に応じなくてはならないのが今までのパターンでした。
しかし、ドライブレコーダーが普及し始め、今までの考え方が大きく変わってきました。
今までは、一方的に相手が悪い事故であっても証拠がなく過去の民事裁判などの判例などが重視されてきました。
なので、こちらにも過失が出てしまうケースがよくありましたが、
「ドライブレコーダーのおかげでこのようなケースを回避できた!」
って、事例も多くなってきましたね。
当たり屋などの事故詐欺などにも役立つ!
「当たり屋に遭ってしまった」という話は、TVの中の話やほんの一部の人だけのように思われていますね。
しかし、意外に車屋をしているとちょこちょこお客様から聞くことがあります。
みなさん、ふと思い浮かべるのは、
「急に人が道路に出てきてわざとひかれる(はねられる)。そして、むちゃくちゃな治療費や示談金を要求される」
といったパターンやと思います。
しかし、いろいろなパターンがあり当たり屋も捕まらないように工夫して本当の事故のように見せかけていることが多いです。
何も悪くないのにいつのまにか加害者になってしまっているといったことがあります。
このような場合でも、ドライブレコーダーで事故状況が分かればトラブルに巻き込まれずに回避できることもあります。
それに、当たり屋を捕まえる証拠にもなったりします。
当て逃げにも役に立つ時がある!
走っている時に、
「わぁ!横の車(バイクなど)が、ちょっと当てて、そのまま逃げた!」
ってことが、よくあると思います。
ちょっとの接触なので、相手が気づいていないとか、車にキズが付いていないとかで「ま~仕方ないかぁ」って終わることが多いと思います。
でも、「ミラーが割れて飛んでいった」「思ったよりキズがひどい」場合などは、納得いかないですよね。
その場合、当て逃げの状況にもよりますが相手の車のナンバープレートが写っていれば警察で調べてもらうことが出来ます。
証拠があるので、当て逃げ事故として処理してくれケースも多くなりました。
今までは警察に言っても「当てられても逃げられた後では、どうしようもない」という感じがありましたもんね。
でも、ドライブレコーダーがあればこのようなことも回避出来るようになりましたね。
走行の妨害や言いがかりの証拠になる!
みなさん、車に乗っていれば1度は経験したことがあると思います。
走行中、前の車に進路を妨害されたり、嫌がらせでブレーキを踏まれたりってやつです。
これがキッカケで接触事故になったりケンカになったりってケースもありますね。
ただ、衝突事故の場合、前の車が走行の妨害であっても基本は後ろで走っている車が「車間距離を十分とっていない」「前方不注意」などで悪くなります。
前の車の人が「自分が悪い」って認めれば別ですが、車を妨害するやつにそんな正直なやつはいません。
「後ろの車にあおられた、当てられた、自分は悪くない」って平気で言うでしょうね。
ケンカなどのトラブルになっても、警察は「お互いが悪い」って感じになりますね。
これは警察でも保険会社でも「どちらが悪いという証拠がないから」「双方の言い分が違うので」って理由がほとんどです。
でも、走行妨害をしている証拠(動画)があれば、このような悪くないのに加害者にがされるなどのトバッチリを避けられますね。
まとめ
ドライブレコーダーが事故を起こした時やトラブルに巻き込まれた時に役に立つのは、普及し始めたころから分かっていました。
しかし、主に仕事用の車に取り付ける前提だったので価格も高く機能も最低限で種類も少なかったです。
車屋からしても、特にお客さんにお薦めしたりすることはありませんでした。
しかし、ドライブなどの動画を「ユーチューブ」などの動画サイトにUPしたりする人が増え趣味などで使用する人も増えました。
このような理由からドライブレコーダーの個人の需要も大きくなり、多くのメーカーが販売することによって低価格・高機能・多種類になってきました。
小型でほとんどの車種に簡単に取り付けられるようになり、事故時の証拠やその他のトラブル回避をお手頃価格で出来るようになりました。
なので、今ではカーナビやETCのように必須アイテムになったと言えると思いますね。
ちなみにドライブレコーダーの選び方は ↓↓↓