ガソリン車のバッテリーの寿命と交換時期の目安ってどれくらい?

バッテリー交換時期の目安 日ごろのメンテナンス・修理

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車のメンテナンス(維持)で大事なことの1つがバッテリー管理(交換)です。

でも、意外とバッテリーを定期的にチェックして、交換時期(交換するタイミング)も自分で何となく決めているって人は少ないかなって思います。

もちろん、交換時期の目安などはありますが、とくに問題なくエンジンもかかるし調子も悪くないのに交換するのってもったいない気がしますよね。

なので、多くの人が実際にバッテリーを交換する時の一番の理由(タイミング)は

「バッテリーが上がったから」か「バッテリーが上がりそう」

っていうのが、けっこう多いんじゃないでしょうか。

しかし、毎日車を使っている人や決まった使い方をしている人はバッテリーが上がってから(上がる手前)の交換になるとすぐに車を使えなくなるので非常に困りますよね。

そこで、おっさんがお客様にいつも説明している何となくの「バッテリーの交換時期や寿命の前兆」っていうのを説明していきます。

プリウスなどのハイブリッド車の補機バッテリーの交換時期については ↓↓↓

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定期交換(決まった年数)で交換って考えなら

バッテリーには保証期間があって、外箱に「2年保証」や「3年保証」って書いてあります。

普通のバッテリーは2年保証、上グレードのバッテリー(充電制御用バッテリーから?)は3年保証ってところで、性能(価格)によって保証期間が変わってきます。

ちなみにアイドリングストップ車のバッテリーの保証期間は18ヵ月(1年半)で、3年保証のバッテリーだけど、アイドリングストップ車だと半分の期間って感じです。

ただバッテリーの場合は、他の商品(部品)の保証期間とはちょっと意味合いが違います。

どちらかというと食品の「賞味期限」みたいな感じで、おっさんの勝手な解釈でなんですが

普通の使い方なら保証期間内は安心です。それ以降も使えますが、いつバッテリーが上がっても(弱くなっても)おかしくないです

って感じの保証期間やと思います。

なので、定期交換(安心の範囲で交換)を考えている人であればそのバッテリーの保証期間を目安にして交換するのがベストやと思います。

でも正直、最近のバッテリーは基本性能が上がっていますので保証期間が過ぎたぐらいでバッテリーが上がることはほとんどないです。

ってことで、おっさんはお客様に

これぐらいが目安
  • 2年保証のバッテリー 3年~4年
  • 3年保証のバッテリー 4年~5年
  • アイドリングストップ車のバッテリー 2年~4年

ぐらいが実際の交換時期の目安(寿命)かなって説明しています。

ちなみに、バッテリーの選び方は ↓↓↓

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バッテリーが弱くなってから交換したい場合は?

たぶん、個人使用であれば一番多い考えやと思います。おっさんもこの考え方です。

ただ、仕事や通勤などで毎日車を使っている人には、あまりおすすめ出来ませんけど(^^;)

それ以外(遊びや買い物など)の使い方であればバッテリー上がり(寿命)の前兆がきてからの交換でもいいかもしれませんね。

っていうのも、実際のところは乗り方(走行距離や使い方)やバッテリーの種類(グレード)によって、その車での寿命ってバラバラなんですよね。

それに、バッテリーの製造メーカーは想定している使い方(走行距離)などよりも車を使っていなければ、バッテリーが長持ちする可能性が高いです。

おっさんの経験では、2年保証のバッテリー(普通の安い値段)でも日常使い(買い物や遊びなど)程度であれば4年ぐらいは(車検2回に1回交換で)大丈夫かなって思います。

それと、今の自動車(任意)保険に無料のロードサービスがほとんど付いてるので、気持ち的に安心ですよね。

バッテリーが急に上がったとしても、対処方法(ロードサービスを呼ぶ)が分かっていて「手間(時間)はかかってもお金はかからない」って心に余裕が出来ますし。

バッテリー上がり(寿命)の前兆の見きわめ方

バッテリーが弱っている時や上がる手前の見きわめ方は、なかなか難しいですがいくつかのポイントがあります。

このポイントに当てはまるであれば、交換時期(寿命)ってところです。

ちなみに、ガソリン車の話になるので、ハイブリッド車はまた別の話です。

エンジンのかかりが悪い

朝一(その日の最初)などエンジンをかける時に、普段であれば「ギュルギュルギュル」と元気よく早い間隔でセルが回る音がすると思います。

しかし、「ギュル、ギュル、ギュル」と鈍く弱い感じであれば、もう寿命で交換の目安になります。

エンジンをかけるのが一番バッテリーに負担をかけるので、セルの回す音が弱ければバッテリーが弱っているとすぐに判断できます。

この場合、早くて当日、遅くても2~3日でバッテリーが上がる可能性が非常に高いので、すぐに交換が必要になります。

ちなみに1回走った後(昼など)は、充電されて普通にエンジンがかったりしますが、バッテリーが良くなったわけではないので判断材料にしないように!

ヘッドライトが暗くなってきた時

ちょっと(かなり?)古い判断方法のなので、最近の車には難しいかも(^^;)

ヘッドライトを点けている時(夜)に、信号待ちなど前の車に当たっているライトの明るさが暗いなぁって感じた時も交換の目安になります。

アイドリング時に、いつもより明るさが弱かったり安定しない時はバッテリーが弱くなっている可能性が高いですね。

走っている時(エンジンの回転数が上がっている時)は、充電されていてバッテリーにあまり負担がからないのでヘッドライトの明るさは変わりません。

しかし、信号待ちなどの時は充電がほとんどされないのでバッテリーの弱さが明るさに影響します。

ただ、いつも車を使っているとヘッドライトが徐々に暗くなってきているのに気づくことは難しと思いますね。

なので、下記のように一番電気を使っている時にヘッドライトの明るさを見てみるのが簡単な方法です。

  • ヘッドライトを点けている
  • エアコンをONにしている
  • ワイパーを動かしている
  • ウィンカーをだしている

このように電気をよく使う部品を動かしている時は、バッテリーが弱ければヘッドライトの明るさが大きく変わることがあります。

雨の日の夜などの信号待ちで、上記のすべての部品をONにして、OFFにした時にヘッドライトの明るさが大きく変わったりすればバッテリーの寿命が近いと判断できます。

あまりバッテリーが充電されない(寿命)って感じすね。

もう一つは、上記のすべての部品をONにしている時にパワーウィンドを動かしていつもより極端に動きが遅い(鈍い)ようであれば、バッテリーの寿命が近いと判断できます。

ただ、パワーウィンドは、他に電気を使っていると普段でも動きが少し遅くなるので、判断はむずかしいかも。

ヘッドライトが消費電力が少ないLEDライトやハイブリッド車などの電子制御の車種は、この方法でのバッテリーの見きわめ方は難しいです

アイドリングストップがしなくなっている

アイドリングストップ付きの車であれば

「最近、エンジンをかけてからアイドリングストップスが作動するまで、けっこう時間がかかるようになってきたなぁ」

って思ってきたら交換の目安になります。

バッテリー自体の性能が低下して短時間で充電出来なくなってきていて、車のコンピューターがエンジンを止めないって判断しているって感じです。

症状でいえば、秋~冬場でも「夏場にエアコンを全開にしている時のようににアイドリングストップしない感じ」ですね。

これは、すぐバッテリーが上がるというより、アイドリングストップ用のバッテリー性能が落ちてきての寿命が近づいてきたという判断が出来ると思います。

バッテリーの上がりやすい時期がある!

お客様からバッテリーが上がったという連絡が多くなる時期があります。

それは、「夏の途中から冬のはじまりの時期」です。

これは、暑い時期が終わってきて気温が下がり始めた時の変化に弱いバッテリーが対応できなくなってきているからです。

例えば
  • 暑くなってきたのでエアコンを使いはじめた
  • 秋になって涼しくなったのでエアコンを消しはじめた
  • 11月ごろから急に気温が下がった(冬の気温になってきた)

など、使用年数が経ったバッテリーが徐々に弱くなってきているところに、いつもと違う状況になると急にダメになってしまうことが多いです。

これは、車屋の経験からの考えになりますが3~4年ぐらい経っているバッテリーは9月の終わりごろから12月のはじめぐらいが要注意やと思います。

あと、2月などの急な寒波がくる時期もバッテリー上がりが多いので要注意です。

「年数は経っているけどバッテリーは元気で、まだまだ大丈夫かな」

って感じでも、急に寒くなって、エンジンがかからなくなってしまうパターンですね。

正直、このパターンはかなり予測しづらいので、あきらめるって感じが多いです(^^;)

診断機などでの判断はどうなの?

ガソリンスタンドやカー用品などでは、専用の診断機などでバッタリーの状態を調べてもらい交換時期を判断するといったことが多いですね。

しかし、おっさんは「あまり意味がないかなぁ」って思います。

っていうのも、2年以上使っているバッテリーは、実際のところはまだまだ大丈夫って感じであっても「要交換」ってなることも多いんですよね。

こういう方法を基準としての考えであれば2~3年ぐらいで、多くのケース(乗り方など)で交換時期になっちゃうかもしれないです。

実際のところ「バッテリーは元気だけど、年数が経っているからあとどれくらい大丈夫なのかなぁ」って思っている人には、あまり関係ないと思います。

なので、おっさんはお客様に年数が経っているバッテリーの説明をする時は診断機(電圧などの測定)はあまり意味が無いないって説明しています。

正直、診断機で判断をするのであれば、普通にメーカーが推奨する交換時期(年数や走行距離)で定期交換すればいいんじゃないのって思います。

まとめ

バッテリーも車の消耗品の1つですが、他の消耗品みたいに車屋(修理屋)が車検や点検の時に判断して交換するのとは違い、お客様自身に判断をしてもうらことが多いです。

っていうのも、個々の車の使い方や電装品(オーディオやモニター)そのバッテリーの当たりはずれなどにより大きく交換時期(消耗の具合)が異なるからです。

なので、普段から車を使っている車の持ち主でないと判断しづらい部品だといえます。

ただ、車屋が交換時期をアドバイスするのであれば、「保証期間+1年~1年半ぐらいで交換するのが安心かなぁ」っ感じです。

それと、仕事や通勤などで毎日車を使う人で走行距離も多い使い方であれば、安心を買うという意味で2年(3年)毎の交換をおすすめします。

ただ、やっぱり人それぞれの使い方・考えでの交換時期になるとおっさんは思います。

この記事を読んでもらって、自分の車の使い方に合ったバッテリーの交換時期のちょっとした参考にでもしてもらえたら幸いです。

車屋のおっさん

大阪で中古車販売店・損害保険代理店をやっています。
車屋としては、そろそろベタランぐらいの歴になるけど、気持ちは永遠の中堅!車業界の常識も日々変わってきているので毎日が勉強やと思っています。

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